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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【895】清【】

2012.9.24 21:37
韓国 ロッテ酒造
韓国 ロッテ酒造

【韓国にて 全3回の①】

 ひょんなことから、韓国観光地めぐりの団体旅行に加わった。韓国の酒というと、わたくし恥ずかしながら、マッコリと焼酎のイメージしかない。

 しかし、済州島での2日目の夜、海鮮料理を出す店で食事をしたとき、なんと清酒が出てきたためびっくり。みんな「おっ、酒だ、酒だ」と喜ぶ。なんだかんだいっても、やっぱり酒が出てくると、みんなうれしいようだ。

 ラベルには「清」の1文字。ハングルの小さな文字の中に「清酒」という2文字が混じっているのが見える。

 みなさん、さっそくいただく。「わっ、酸っぱい!」という声があちこちから上がる。みなさん、ずいぶん、酒の味に敏感だなあ、酒の酸なんて、ふつうの人はそんなに感じないものだけどなあ…などと、わたくしは首をかしげながら、いただいてみる。

 たしかに酸っぱかった。酸が強い。甘みもくる。甘旨酸っぱくて、ライトでさわやか。さっぱりした飲み口。キレも良い。口当たりが良く、酒というより、まさにワイン感覚。甘い白ワインというイメージだ。アルコール度数が13度と低く、飲みやすい。

 旅行のガイドさんが同席していたので、ラベルの文字を翻訳してもらう。それによるとラベルの正面には「米の白い部分を低温発酵し、冷却したさっぱりした味 Cool&Flesh」と書かれている。米の白い部分という表現が面白い。いわゆる「心白」という部分だ。まさにその通り。

 さらに、ラベルの脇の小さい文字も翻訳してもらう。そこには「ロッテ酒造、アルコール度13度、米は国産100%、19歳未満は販売禁止」などと書かれていた。ロッテが酒もつくっているとは。驚いた。また、韓国の場合は19歳未満は飲酒禁止であることも初めて知った。

 このお酒は、ソウルのコンビニにも置かれていた。わたくしは、この味がとても気に入ったので、ソウルのコンビニで買い求め、ホテルの部屋でテレビ(NHK)を見ながらちびちび飲んだ。

酒蛙