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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【947】司牡丹 ゆずの酒 山柚子 搾り(つかさぼたん、やまゆずしぼり)【高知】

2012.11.11 10:48
高知県高岡郡佐川町 司牡丹酒造
高知県高岡郡佐川町 司牡丹酒造

【T居酒屋にて 全3回の③完】

 同僚(部下)と2人、T居酒屋へ。仕事上の「あること」を頼むため誘った。飲みながら、ゆっくり話し、ゆっくり知恵を巡らせたいとおもったからだ。カウンターで4時間ほど2人で酒を飲む。

 「豊盃 純米大吟醸 210日生熟成 雄町100%」「白鶴 特別純米 山田錦」「豊盃 純米大吟醸 生酒」と飲み進め、最後は「司牡丹 ゆずの酒 山柚子 搾り」。この日、わたくしは風邪を引いており体調不良。深酒は避け、「ゆず酒」でクールダウンさせることにする。

 わたくし、「ゆず酒」が大好きだ。これまでいくつか飲んだ中で「梅乃宿 ゆず」(当連載【89】参照)がお気に入りだった。T居酒屋のカウンターの2人離れたところに座っていた客が「ゆず酒」を飲んでいたのを目ざとく見つけ、わたくしも飲むことにした。

 酒瓶を手にして、おもわず声に出した「なんと! 司牡丹の『ゆず酒』じゃないか!」。土佐の有名蔵だ。これを聞いた看板娘のカズが「司牡丹に反応するなんて酒蛙さんらしいね。ケケケ」と笑う。

 さて、いただいてみる。飲み方について何も口を出さず黙っていたら、カズはロックにして出してくれた。タンブラーから一帯に強いユズの芳香が立ち広がる。う~む、癒し系の香り。基本はどこの「ゆず酒」と同じように甘酸っぱい飲み口だが、梅乃宿の「ゆず酒」より、甘みと厚みが少なくソリッドなイメージ。甘みを抑えた感じで、苦みもわずかに感じる。生果を搾ったナチュラル感がある。酸も心地いい。アルコール分が8%なので飲みやすい。辛口系の酒が多い「司牡丹」のDNAが、この「ゆず酒」にもしっかりある、とお見受けした。わたくしは、この「ゆず酒」を2杯ほど飲み、クールダウンした。

 ラベルには「土佐れいほく産ゆず使用 ゆず果汁10% リキュール」と書かれている。 蔵のホームページでは、この酒について、以下のように紹介している。

 「これはほんとに美味しい!! ゆずの香と気品ある甘さ! ぜひ一度味わって下さい!

 ついに、司牡丹が自信を持ってお薦めする、低アルコール、日本酒ベースの柚子リキュール、『司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒』が誕生いたしました! 既に各地の試飲会等でサンプルを試飲された方々からは、『これはウマイッ!』『香りが凄い!』『デザインも素敵!』『化粧箱の色とボコボコ感が柚子っぽい!』等と絶賛の声が殺到しています。まず封を開けただけで辺り一面に鮮烈な柚子の芳香があふれ出します!そして口に含めば、見事なほどの香りとナチュラルな味わいのバランスの良さに、きっと驚かれることでしょう!」

 「『創業四百余年の伝統の技で、司牡丹に日本酒ベースで低アルコール、かつ本当に美味しいリキュールを造ってもらいたい!』『高知県産の柚子の素晴らしい芳香がそのまま残った、フルーティで低アルコールの、爽やかで飲みやすい柚子リキュールが欲しい!』

 低アルコールのリキュールがブームの昨今、これまでにこのような声を、お客様から何度いただいたことでしょう。そして・・・大変お待たせいたしました!ついに、司牡丹が自信を持ってお薦めする、低アルコール、日本酒ベースの柚子リキュール、『司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒』が誕生いたしました!」

酒蛙