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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1111】昇龍蓬莱 生酛純米 阿波山田錦70 弐号機 槽場直詰 無濾過生原酒(しょうりゅうほうらい)【神奈川】

2013.3.25 22:02
神奈川県愛甲郡愛川町 大矢孝酒造
神奈川県愛甲郡愛川町 大矢孝酒造

【Iおでん屋にて 全10回の⑩完】

 オタマジャクシおよびその仲間たちと、昨年来、ときどき飲んでいる。オタマジャクシは、「蛙」のわたくしより年少なので、へりくだって「オタマジャクシ」を自称している。そして2人共通の友人U。オタマジャクシとUのかつての同僚の美女Oさんと美女Fさん。わたくしを含めて5人がレギュラーメンバーだ。

 今回の会場はIおでん屋。「根知男山 純米吟醸」「八海山 越後で候 しぼりたて原酒 生酒」「福寿 凍結酒」「一ノ蔵 特別純米 辛口」「福寿 凍結梅酒」「福寿 純米 御影郷」「加賀鳶 山廃純米 超辛口」「越天楽 本醸造」「白鶴 杜氏鑑」と9種類の酒を飲んでおひらき。

 ここでみんな解散したが、わたくしは、Iおでん屋から歩いてK居酒屋に転戦した。午後8時~9時ごろは超満員のK居酒屋だが、午後10時半過ぎともなれば客の多くは帰っておりがらがら。だれもいないカウンターに1人座る。

 酒メニューを見る。ここの酒はほとんど飲み尽しているが、「昇龍蓬莱 生酛純米 阿波山田錦70 弐号機 槽場直詰 無濾過生原酒」は飲んでいないことに気づく(飲んだ酒のラベル写真をiPod Touchに入れており、検索で調べることができる)。K居酒屋は「昇龍蓬莱」を常時置いているが、ときどき、バージョン替えをしている。今回の酒もそれで入れたものとみられる。

 さっそく、ぬる燗でいただく。ここのチー女将のYちゃんは、湯煎が上手で、好みの温度ちょうどに燗をつけてくれる。わたくしの好みは40℃ちょうど。

 ファースト・インプレッションは、わたくしの大好きなセメダイン香と酸。旨みは適度。余韻も酸。ふくらみはさほどではなく、キレが良い。このような酒質は食中酒に最適だ。

 Yちゃんを話し相手に「昇龍蓬莱」を飲んでいたら、店主が顔を出した。K居酒屋は2階にあり、1階は父親が経営する同名の寿司屋。居酒屋の店主は息子さんで、ふだんは1階で寿司屋を手伝っている。店主に「昇龍蓬莱」の燗酒をすすめる。

 店主「燗にすると、すっと抜けますね」(ぬぬっ、わたくし、意味が分からない…)

 酒蛙「酸がくるね」

 店主「若さとエグみを感じる」

 酒蛙「これらは舌の両側に感じるね」

 店主「そうそう」

 これから店主とわたくしは延々、酒談議。このような会話で得ることは多い。わたくしは、こうして知識を蓄えているが、むろん知識はなかなか蓄えられず、ウスバカ酔脳のままだ。

 このお酒の原料米は「徳島県産・山田錦100%使用」。精米歩合は70%。

 このあとわたくしは、再び歩いて、なじみのMスナックへ。ここで芋焼酎の水割りを飲みクールダウンした。

酒蛙