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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3653】白隠正宗 秋あがり 生酛純米(はくいんまさむね)【静岡県】

2018.12.3 21:25
静岡県沼津市 高嶋酒造
静岡県沼津市 高嶋酒造

【B居酒屋にて 全3回の②】

 同僚と仕事のことで話があり、なじみのB居酒屋へ。いつもは飲むのが目的で暖簾をくぐるのだが、今回は話が目的。このため、飲んだお酒は3種類にとどまった。

 店の冷蔵庫からまず選んだのが「山形正宗 純米大吟醸 雪めがみ」。次いで選んだのは「白隠正宗 秋あがり 生酛純米」だった。「白隠正宗」は、今回の酒を含め、当連載で7種類を取り上げている。非常にきれいな酒質で、ドライ感があり、酸を出さない、という印象が強い。非常に個性的な酒質とおもっている。今回のお酒はどうか。

 すっきりした飲み口で、旨みがある。これが第一印象。やわらかで、ふくらみがあり、丸みを帯びたとろみ感があるが、ドライ的な辛みがあり、余韻もやや辛み。酸は、これまでわたくしが飲んできた「白隠正宗」同様、あまり感じられなかった。やはり、非常に個性的な味わいのお酒だった。杜氏さんは、酸が前に出てくる酒を好まないんだろうな。そうおもわせる酒だった。

 瓶のラベルの表示は「使用米 誉富士(全量国産米使用)、精米歩合65%、原材料名 米・米こうじ、アルコール15度」。

 使用米の「誉富士」は静岡県農林技術研究所が1998年、酒米の王者「山田錦」にガンマ線を照射して得た突然変異株10万粒の中から選抜したもの。2009年に品種登録された新しい酒造好適米だ。

 主銘柄「白隠正宗」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「明治17年、臨済宗中興の祖と称えられた白隠禅師に朝廷より正宗国師の国師の諡号(しごう)が与えられる事になった際、勅使として松蔭寺を訪れた山岡鐵舟が出された酒の旨さにし正宗国師の正宗(せいしゅう)と清酒(せいしゅ)をかけて『白隠正宗(ハクインマサムネ)』と銘名」

酒蛙

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