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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1233】芳水 特別純米(ほうすい)【徳島】

2013.7.22 17:13
徳島県三好市 芳水酒造
徳島県三好市 芳水酒造

 次男坊から「父の日」プレゼントとして、カップ酒の詰め合わせをもらった。8種類。全部純米。これは面白い。なかなかのグッド・アイディアだ。「白隠正宗 純米酒」「不老泉 山廃仕込 特別純米 参年熟成」「羽陽一献 特別純米 山廃仕込」「鷹来屋 特別純米 手造り槽しぼり」「来福 魔愚魔 超辛口純米」と飲み進め、6番目に「芳水 特別純米」をいただいてみる。

 まず酸が来る。この酸が印象的。さわやか感があるが、すぐに熟成感がすこし顔を出してくる。甘みも顔を出してくる。そして、しっかりとした旨みが出てきて、味にふくらみが出てくる。余韻の大半を占めているのは酸。ゆえに、全体が締まった印象で、キレの良さを感じる。そして甘みも存在感を示す。全体的にさっぱりした飲み口のお酒。

 次に、ぬる燗にしていただいてみる。温度は40℃ちょうど。

 酒質が全体的に軽快で、やわらかいタッチになる。酸を基調にした味が、やさしく広がる。その酸に、旨みと甘みが一緒にいる。熟成香のような風味もいる。温度が下がると、酸が前に出てくる。

 基本的に、さっぱりしたタッチの、飲み飽きしないお酒。食中酒に最適のお酒だった。

 裏ラベルに、絵というかマンガが描かれている。外は梅雨の雨。アジサイが雨にぬれ、窓にはてるてる坊主。アマガエルもいる。そういうシチュエーションの中で、坊主刈りの中年サラリーマン(そう見える)がスーツ姿で、室内で「芳水」のワンカップを手に持ち、立っている。文字による説明はいっさい無し。この絵があるだけ。はたしてこの絵は、何を意味しているのだろう。ウスバカ頭のわたくしには理解できない。

 ラベルによると、「原材料名/米(国産)・米麹(国産米)、精米歩合/60%」と書かれているだけで、使用米の品種が非開示なのは残念。が、蔵のホームページは、「原材料 兵庫山田錦」と明記している。

酒蛙

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