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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1335】安芸虎 千本錦 ひやおろし 純米(あきとら)【高知】

2013.11.4 12:15
高知県安芸市 有光酒造場
高知県安芸市 有光酒造場

【U居酒屋にて 全11回の①】

 オタマジャクシ&U&美女軍団と久しぶりに飲んだ。それぞれ単独の顔を見たり、あるいは単独で飲んだりしたことはあったが、フルメンバーで飲むのはおよそ5カ月ぶり。とくにオタマジャクシ(蛙のわたくしが年長なので、彼はオタマジャクシを自称している)とはこの月、すでに2回会ったり、Uとは前月に一緒に飲んでいるが、全体で飲む機会はなかった。

 場所は、オタマジャクシ推薦のU居酒屋。ここの店主は、お茶目なラベルの酒を入れているからうれしい。遊び心たっぷりのラベルは、わたくしの最も好むところで、面白ラベルを見ると、逆上してしまい理性を完璧に失う。

 メンバーが揃うまで、わたくしは店の酒メニューを見ながら、どの酒から飲み、以下、どういう順で飲み進めるか、いちおう考えていた。トップバッターに考えたのは「安芸虎 千本錦 ひやおろし 純米」。なぜなら酒メニューに「最初に飲む酒」と書かれていたからだ。ふだんは、こういうものをまったく信用しないわたくしではあるが、この日は魔がさしたのか、信用してしまった。

 「安芸虎」は、まったく知らない銘柄だったが、ラベルの虎の絵が可愛く、プロ野球阪神タイガースファンなら垂涎モノだろう。トラファンが集う居酒屋にはかなり置いているのではないか、とおもわれる。ちなみに、この飲み会メンバーのオタマジャクシはタイガースファン。わたくしはホエールズ(現ベイスターズ)ファン。

 話がそれたので戻す。「安芸虎」は初めてみる銘柄だったが、後日、「赤野」が同じ蔵の酒だと知る。「赤野 潦 純米吟醸」(あかの にわたずみ、当連載【48】参照)は、わたくしの評価が非常に高いお酒だった。さて、「安芸虎」をいただいてみる。

 オタマジャクシ「米っぽい風味だ」

 酒蛙「酸味、甘み、旨みがある。旨みはたっぷり感じられる。酒メニューではトップバッター候補に分類されているが、トップバッター的ではないな。むしろクリーンナップ候補だ」

 U 「でも、軽みもあるよ」

 オタマジャクシ「甘みもある」

 酒蛙「香りは抑え気味で、しっかりした味。甘旨酸っぱい。コレハ旨い!!! タイガースファンでなくても旨い!!!」

 U 「おいしいね」

 酒蛙「オタマジャクシの言うようにコメの風味がかなりある」

 美女Mさん「味がしっかりあるわ」(美女はMさん、Oさん、Fさんの3人。いずれも大酒豪だ)

 瓶の裏ラベルにはこの酒の紹介文が以下のように書かれている。

「酒造好適米千本錦ならではの凛々しく、芯のある酒です。軽快な香りと、おちついた旨みがバランス良く、冷~燗まで幅広い温度でお楽しみいただけます。またお好みの食材に合わせてお飲みいただくと、いっそう美味しく、食中酒としてお勧めです」。飲んでみて、この紹介文そのものの飲み口だった。

 ラベルによると「使用米:千本錦100%使用、精米歩合60%」。「千本錦」は、広島県立農業技術センター」が1990年、母「中生新千本」と父「山田錦」を交配、育成と選抜を繰り返し開発。2002年に品種登録された酒造好適米だ。

酒蛙