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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1364】陸奥八仙 特別純米 火入 赤ラベル(むつはっせん)【青森】

2013.12.3 17:13
青森県八戸市 八戸酒造
青森県八戸市 八戸酒造

【水無月会月例会 全5回の④】

 苗字は分かるが名前は不明、職業・年齢にいたってはまったく不明という不特定少数の酒飲み人が月に1回、Y居酒屋に集う水無月会。足掛け5年、毎月欠かさず開いている。今回は7人が集まった。

 「白神 吟醸 無炭素無濾過」「福小町 吟醸 旨辛芳醇」「川鶴 純米吟醸」と飲み進め、4番目に飲んだのは「陸奥八仙 特別純米 火入 赤ラベル」だった。「陸奥八仙」を醸している八戸酒造の以前のメーンブランドは「陸奥男山」だったが、近年は「陸奥八仙」がメーンブランドに代わった。評価が急激に高まっている蔵だ。期待を込めていただいてみる。

 ヨネちゃん(水無月会会長)「旨いね。うん♪」

 女性Sさん「おいしいっ! すこし華やかな香り。甘みもあるわ」

 酒蛙「酸味と甘みがあり、酒の表情にメリハリがある。ふくよかで、旨みたっぷりだが、重くない。キレも良い。余韻はやや強い苦みがある」

 ヨネちゃん「そうそう、メリハリがあって、バランスが良い」

 酒蛙「余韻の苦みがいい。火入れだが、フレッシュ感もある」

 やっぱり「陸奥八仙」は旨かった。非常にレベルが高かった。これからさらに飛躍していくであろうことを予感させるような酒質だった。

 瓶の裏ラベルを見ると、麹米は「華吹雪」で精米歩合は55%、掛米は「まっしぐら」で精米歩合は60%

 麹米の「華吹雪」は青森県農業試験場が1974年、母「おくほまれ」(祖母が「山田錦)と父「ふ系103号」(祖母が「ササニシキ」)を交配。育成と選抜を繰り返し固定、1988年に品種登録された酒造好適米だ。

 また掛米の「まっしぐら」は、青森県農業試験場が1993年、母「奥羽341号」(父が「あきたこまち」、父方の祖母が「コシヒカリ」)と父「山形40号」(母方の祖父が「コシヒカリ」)を交配。育成と選抜を繰り返し固定、2009年に品種登録された、あたらしい飯米用品種だ。

酒蛙