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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1365】くどき上手 純米大吟醸 愛山 生詰(じょうず)【山形】

2013.12.4 19:01
山形県鶴岡市 亀の井酒造
山形県鶴岡市 亀の井酒造

【水無月会月例会 全5回の⑤完】

 苗字は分かるが名前は不明、職業・年齢にいたってはまったく不明という不特定少数の酒飲み人が月に1回、Y居酒屋に集う水無月会。足掛け5年、毎月欠かさず開いている。今回は7人が集まった。

 「白神 吟醸 無炭素無濾過」「福小町 吟醸 旨辛芳醇」「川鶴 純米吟醸」「陸奥八仙 特別純米 火入 赤ラベル」と飲み進め、最後5番目に飲んだのは「くどき上手 純米大吟醸 愛山 生詰」だった。

 「くどき上手」は多くの種類を飲んできたつもりだったが、酒造好適米「愛山」で醸した「くどき上手」は初めてだ。興味津々でいただいてみる。

 酒蛙「わっ! 旨い」

 女性Sさん「これ、おっいし~~い!」

 ヨネちゃん(水無月会会長)「これは旨い。さすが、くどき上手だ。つくりが上手だね」

 酒蛙「甘みの存在感が大きく、ふくよかで厚みがある。香り豊かで濃醇。甘旨酸っぱさを感じる旨口酒だ。やわらかさがある半面、力強さもある。大吟醸でありながら、飲みごたえのあるフルボディー系。全体のまとまりの良さも秀逸で、レベルが非常に高い位置に属するお酒だ」

 ヨネちゃん「文句なしに旨いね♪」

 酒蛙「フルーティーでもある。濃醇ながらキレが良い」

 瓶の裏ラベルは「重厚・豊醇な 味わいあり 通も納得」とこの酒を紹介している。「重厚・豊醇な味わい」は、まったくその通りだとおもった。ただし、「通も納得」は非常にお茶目な表現だ。なにをもって「通」というのか分からない。

 また、裏ラベルによると「原料米 播州愛山100%、精米歩合 48%」。

 使用米の「愛山」は、兵庫県立明石農業改良実験所が1941年、母「愛船117」と父「山雄67」を交配。第二次世界大戦を経て1949年に育成固定させた。母「愛船117」の父方は「雄町系」。父「山雄67」の母は「山田錦」、父は「雄町」という、酒米界のサラブレッド的出自を誇り、「山田錦」を超える品質といわれた幻の酒米だ。

 これにて一次会は打ち止め。わたくしたちはY居酒屋を出て、歩いて二次会場のH居酒屋に向かった。

酒蛙

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