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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1416】超 王祿 純米 無濾過生酒(おうろく)【島根】

2014.2.3 18:15
島根県松江市 王祿酒造
島根県松江市 王祿酒造

【お江戸にて 全10回の④】

 孫の誕生日に合わせ、お江戸で息子家族と会うことになった。昼に待ち合わせ、さっそく「O蕎麦屋」へ。ここでは、蒲鉾と焼き海苔をアテに「大関」の普通酒(当連載【30】参照)を飲む。

 夜は息子が予約したY居酒屋へ。ここでわたくしがまず飲んだのは「〆張鶴 純米吟醸 純」。続いて「超 王祿 純米 無濾過生酒」をいただく。「超」が付かない「王祿」は何種類か飲んだことがあるが、「超」付きの「王祿」は初めてだ。息子と酌み交わしながらいただく。

 旨みが膨らみ、酸味たっぷり。キレが良い。最初、濃醇かな?とおもったが、飲み進めていくと、濃醇というよりはむしろ軽快感があるお酒だった。余韻は、酸味と、わずかの苦み。裏ラベルを見て驚いた。酒度が「+9」ではないか。「+9」というと、それこそ超辛口の数値だが、辛さをまったく感じさせず、しっかりとした旨みのあるお酒だった。

 蔵のホームページを見てもこの酒を「辛さを感じさせない旨みがあり、切れが良く、料理を選ばず引き立てる酒です」と紹介しており、「まったくその通りじゃないか」と得心の紹介文だった。

 ラベルによると、「原材料名 米 島根県産五百万石79%、米麹 東出雲町産山田錦100%」で、精米歩合60%」。

 裏ラベルに面白いことが書かれていた。「超王祿は1本の仕込みタンクから5種類の酒を取り分けています。☆の数が多いほど、取れる量が少なく稀少なお酒です」。このように書かれ、5分割されたピラミッド状の絵の上から、一番量が少ない☆5つは「中取り」、以下☆4つが「直汲」、☆3つが「原酒限定」、☆2つが「生詰」、そして★1つが「本生」なんだそうだ。一番量が多いのが「本生」ということになる。ちなみに今回の酒は「生詰」だから、ラベルに☆が2つ付いていた。

酒蛙