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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1435】酒一筋 純米吟醸 生酛 生原酒(さけひとすじ)【岡山】

2014.2.14 21:24
岡山県赤磐市 利守酒造
岡山県赤磐市 利守酒造

【K居酒屋にて 全8回の⑥】

 仕事を通じて仲良くなった酒友Dと久しぶりに飲むことになった。場所は、わたくしなじみのK居酒屋。この店は、1℃単位で好みの温度に湯煎で燗をつけてくれるのでうれしい。わたくしが行くというので、店主が通常のラインナップとは違う酒を入れてくれた、という。ありがたいことだ。

 まずは「土佐しらぎく 特別純米 特等八反錦 おりがらみ 生」「宗玄 にごり酒」というにごり系の酒を2ついただいたあと、次からは燗酒。「丹沢山 純米 阿波山田錦六十 麗峰」「鶴齢 特別純米 五百万石 生原酒」「達磨正宗 長期熟成古酒 平成26年午年限定ブレンド」と飲み進め、次に飲んだのは「酒一筋 純米吟醸 生酛 生原酒」だった。

 これも、ぬる燗(40℃)でいただく。徳利から猪口に注ぐと、酒の色がうっすらと黄色に色づいている。無濾過の表示はないが、ラベルには「2011」。2011酒造年度(2011年7月~2012年6月)の酒ということだろう。すなわち、およそ2年古酒。

 D 「旨っ!」

 酒蛙「酸味がすごい。旨みが強く濃醇。吟醸香はかなり抑えられている」

 D 「コクに深みがあります。苦みもあるし」

 酒蛙「しっかりした味。味が太い。非常に力強い」

 D 「温度が下がってもインパクトが変わりません」

 酒蛙「いかにも生酛という飲み口だ。これは、しみじみ旨い。いいなあ。実にいい。酒飲みのしあわせを感じる」

 D 「はい、生酛にかける杜氏の心が伝わってきます」

 酒蛙「すごい褒め言葉だね」

 D 「へへへ」

 ラベルでは「原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)、精米歩合58%」の表記にとどめ、使用米の品種が非開示なのは残念。蔵のホームページを見ると、「酒一筋 純米吟醸 生酛 原酒」の使用米は赤磐雄町と表示しているが、「生原酒」はホームページに載っていないので、使用米が分からない。

酒蛙