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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1489】獺祭 古酒(だっさい)【山口】

2014.3.17 21:38
山口県岩国市 旭酒造
山口県岩国市 旭酒造

【U居酒屋にて 全19回の⑭】

 オタマジャクシおよびその仲間たちと、4カ月ぶりに飲んだ。オタマジャクシは、「蛙」のわたくしより年少なので、へりくだって「オタマジャクシ」を自称している。今回はオタマジャクシと同僚の美女Oさん、美女Sさん、それにわたくしを含めての4人で飲んだ。場所は、この飲み会のレギュラーU居酒屋で。

 「七本鎗 純米 活性にごり酒」「七田 純米 おりがらみ 生 無ろ過」「梵 淡雪 無濾過生酒 純米大吟醸 山田錦」「龍力 純米吟醸 ドラゴン黒 episode2」「今錦 特別純米 無濾過生原酒 おたまじゃくし」「大那 純米吟醸 美山錦 無濾過生原酒 直汲み」「鷹来屋 特別純米 手造り槽しぼり 生酒」「綿屋 特別純米 美山錦」「日輪田 山廃純米原酒 超速火入」と飲み進める。

 10番目の酒からは古酒シリーズだ。店主が持ってきた古酒は「天遊琳 純米吟醸 55 2008」「発光路強力 純米吟醸 斗瓶取無濾過原酒」「松乃花 純米八年熟成貯蔵 秘蔵古原酒」「黒松翁 秘蔵古酒 十五年者」「獺祭 古酒」だった。「獺祭」が古酒を出しているとは知らなかった。さっそく、いただいてみる。

 美女Oさん「リキュール感がある。厚みがないかな」

 酒蛙「古酒らしい風味。旨みほどほど。酸があまりない」

 この会話は、このときわたくしが飲みながらiPod touchにメモしたものを文章に起こしたものだ。しかし、きちんと酒の感想を言っているか、となると、自信が無い。なぜならば、味の記憶が残っていないからだ。メモがきちんとあり、写真もきちんと撮っている。でも、これはまずい。

 味の記憶感覚が無いままに、この「日本酒津々浦々」を書くわけにはいかない。読者に対し、失礼だ。ということで、オタマジャクシたちと飲んだ6日後、今度は酒友Dを誘い、U居酒屋を再訪。味の記憶感覚が無い「天遊琳」以後5種類の古酒シリーズを飲み直した。飲んだ順番は前回と同じにした。バカみたいな話ではあるが、わたくし、几帳面なうえ凝り性なので、こうでもしなければ、自分に折り合いをつけられないのだ。

 さて、シラフでの「古酒シリーズ」。6日前同様「天遊琳」「発光路強力」「松乃花 純米八年熟成貯蔵 秘蔵古原酒」「黒松翁 秘蔵古酒 十五年者」に続き、5番目に「獺祭 古酒」をいただいてみる。

 D「さすが獺祭。古酒そのものを表現している。古酒の入門書みたいなお酒だ。西田敏行だな」

 酒蛙「西田敏行って、どういう意味???」

 D「いい味を出しているってことです」

 酒蛙「たしかに古酒。酒が熟成している。『獺祭』のDNAを感じる。しかし、熟成古酒は一般的に丸みを帯びたタッチだが、これは丸みがややすくない。ややとんがっている印象だ」

 ラベル表示は「原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)、精米歩合50%」だけ。どのような酒を、どのくらい寝かせたのか、ラベルからはまったく分からない。「面倒なことを言わず、獺祭の古酒を味わってほしい」ということなのだろう。

 ネットで調べてみたら、「獺祭 古酒」は、「『獺祭 純米吟醸 50』の古酒で、貯蔵年数の違うものを何種類かブレンドをしたお酒です。使用米:山田錦」という記述があった。

酒蛙