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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1692】家久長 霊水 八溝 純米(かくちょう やみぞ)【茨城】

2014.9.4 19:17
茨城県久慈郡大子町 家久長本店
茨城県久慈郡大子町 家久長本店

【日本酒研究会月例会 全6回の④】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。異動でメンバーの入れ替えが若干あり、やっと今回、6人の正規メンバーが勢ぞろいした。

 店主が「一歩己 純米原酒」「自然酒 山廃三夏越え 純米 生詰 番外」「ゆきの美人 純米吟醸」に続き、4番目に持ってきたのは「家久長 霊水 八溝 純米」だった。「一歩己」「自然酒」に続き、「家久長」も、わたくしたちが初めて飲む蔵のお酒だ。興味津々でいただいてみる。

 酒蛙「熟成感がいる」

 Y 「いるね」

 H 「たしかにいる」

 B 「クセが無いよね」

 酒蛙「いや、あるとおもう。この熟成感が個性的だ。旨みが適度にある。酸は後ろの後ろにすこしある。まろやか穏やかで軽めの、やや辛口タイプのお酒だ。個人的には、もうすこしメリハリがほしいな」

 このお酒を飲んでいるとき、店主が餃子を持ってきてくれた。この店の餃子は裏メニューだが、「定評があるんですよ」と店主自ら言うのも納得の美味しさだ。

 酒蛙「あれ? 餃子に合わせたら、熟成感がいなくなったよ」

 Y 「うん、いなくなった」

 F 「うん、いない。ニンニクに負けたか」

 瓶のラベルの表示は「原材料名/米、米麹 精米歩合60%」にとどめており、使用米の品種が非開示なのは残念だ。

 さて、酒名の「霊水 八溝」とは??? 環境庁のホームページを見ると、この水は環境省選定「名水百選」(昭和60年選定)に選ばれている。そして、ホームページは名水「八溝川湧水群」について、以下のように説明している。

「弘法大師が山頂に立ち、谷が八つに分かれ、山水が八方に流れ落ちるのを見て、八溝の嶺と名付けたという。八溝五水(金性水、鉄水、龍毛水、白毛水、銀性水)は水戸光圀公が命名し、特に『金性水』を賞味したと伝えられている」

酒蛙