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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1700】房嶋屋 純米吟醸 兎心 BLACK(ぼうじまや ところ)【岐阜】

2014.9.13 15:47
岐阜県揖斐郡揖斐川町 所酒造
岐阜県揖斐郡揖斐川町 所酒造

【B居酒屋にて 全7回の⑤】

 なじみのH居酒屋の定休日は火曜日。よって、わたくしは時々、火曜日にH居酒屋の店主と飲みに出る。今回は2人でB居酒屋の暖簾をくぐった。

 B居酒屋は、約150種類の酒を常備しており、おそらくは当地で一番品揃えが多い店。酒の入れ替えがあったころ、この店を訪れると、飲んだことがない酒がいくつか冷蔵庫に入っている。それを飲むのが楽しみだ。「MUNEMASA 純米吟醸 15 夏 生吟」「ぼくとせみ」「翠露 特別純米 無濾過生原酒 しぼりたて」と飲み進め、4番目には「悦凱陣 純米 山廃仕込 無ろ過生 遠野亀の尾」の冷酒とぬる燗をいただき、5番目に「房嶋屋 純米吟醸 兎心 BLACK」を選ぶ。

 わたくしが持っている「房嶋屋」のイメージは、濃醇で甘旨酸っぱいお酒。わたくしの好みである。「兎心」シリーズは以前、WHITEの「房島屋 純米吟醸 五百万石 生酒 兎心」(当連載【807】)をいただいたことがあるが、BLACKは初めて。期待を込めて飲んでみる。

 黒瓶に入っているときは分からなかったが、グラスに注いだら、うすにごりだった。さて、いただいてみる。

 店主「おいしい、おいしい。軽快感がある」

 酒蛙「旨い。甘みも旨も酸もたっぷりある。甘旨酸っぱい飲み口だ。すんげぇ旨めぇ~~~!!!」

 店主「すんげぇ飲みやすい!!!」(二人とも“お里”が知れる言い方になっている)

 酒蛙「セメダイン香(わたくしたちが好きなベンゼン環芳香族系の芳香)がいる」

 店主「久しぶりにセメダインが来たああ」

 酒蛙「麹っぽい風味もある。甘旨酸っぱい+麹風味のしっかり味のお酒ってとこかな。そしてキレが良い」

 店主「甘旨ですね。苦みが無い」

 酒蛙「余韻の最後の最後に苦みがほのかにある。わずかに微発泡感がある。しっかり味だが、すっきりした飲み口だ」

 店主「これはいい酒だ」

 酒蛙「同感だ」

 瓶の裏ラベルはこの酒を「程良いガス感と酸味、旨味が調和した無濾過生原酒です」と紹介している。まさにその通りだ。「房嶋屋」は今回も旨かった。「房嶋屋」は期待を裏切らないお酒だ。

 ラベルによると、原料米は「五百万石」100%で、精米歩合は60%。

酒蛙