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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1705】於茂多加 本醸造(おもたか)【宮城】

2014.9.20 13:46
宮城県塩釜市 阿部勘酒造店
宮城県塩釜市 阿部勘酒造店

【仙台にて 全9回の③】

 仙台市のホテルで業界の会議があり、北海道から沖縄まで全国の関係者が集まった。なかなかためになる会議で、かなり勉強になった。

 会議終了後、フロアを変えて懇親会。ビール、焼酎、ワインが並んだが、わたくしは当然、お酒。5種類ほどの酒が供され、飲んだことがない3種類をいただく。まずは「乾坤一 純米大吟醸 雄町 一回火入れ」を飲み、次に「阿部勘 純米吟醸 備前雄町」。そして3番目は「於茂多加 本醸造」だ。

 わたくしが「『於茂多加』? 知らない酒名だなあ」とつぶやいたら、酒コーナー担当のホテルマンがすかさず「阿部勘さんとこのお酒ですよ。『於茂多加』は美味しいですよ。地元のファンが多いお酒です。晩酌にお使いのようです」と教えてくれた。ずいぶん丁寧な説明に感動。このホテルの教育が行き届いていることが分かる。

 さて、いただいてみる。ホテルマンが言うように、かなり良かった。酸が出て、やや辛口。すっきりした味わい。厚みはやや薄くて、飲みやすい。旨み適度。余韻は辛み。ぬる燗にすれば開きそうな予感。飲み飽きしない、レベルの高い本醸造酒だった。これなら毎日の家飲みに使われるのも道理だ。手軽に手に入るのなら、わたくしも晩酌づかいにするだろうなあ。

 よく見ると、瓶の酒名「於茂多加」の上に家紋があり、植物の「オモダカ」がデザインされている。kotobankで【於茂多加】を検索すると「宮城の日本酒。酒名は蔵元・阿部家の家紋にちなみ命名」とある。ちなみに、「オモダカ」は、有名な版画家・棟方志功がとても好み、作品にもよく取り上げた植物としても知られる。

 ラベルによると、精米歩合は68%。

酒蛙

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