×
メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【1840】初亀 富蔵 純米吟醸 Organic(はつかめ とみぞう)【静岡】

2015.1.3 11:03
静岡県藤枝市 初亀醸造
静岡県藤枝市 初亀醸造

【T会 全5回の⑤完】

 仕事で知り合ったTが、共通の知人であるヨネちゃんとわたくしに「飲み会を開こう」と提案、2カ月前に初めて飲んだ。それが非常に楽しかったため、3人で2カ月に1回飲み会を開こう、と決まった。この手の話はすぐ決まるものだ。場所はなじみのM居酒屋。会の名はTの苗字をとって「T会」。なんだか、暴力団的な会名だが、ま、いいのだ。で、今回はT会2回目の飲み会。

 「寿萬亀 純米吟醸原酒」「千の舞 特別純米」「天乃原 吟醸酒」「竹岡 特別純米 一ツ火無濾過 生貯蔵」「坤滴 純米 特別栽培米『山田錦』」(当連載【1755】に掲載済み)に続き、M居酒屋の店主が6番目に持ってきたのは「初亀 富蔵 純米吟醸 Organic」だった。わたくしは「初亀」に好印象を持っている。期待を込めていただいてみる。

 ヨネちゃん「旨い。マジ旨い。本当に旨い」

 酒蛙「旨っ!!! 『初亀』のDNAの一つでもあるセメダイン香(わたくしが好きなベンゼン環芳香族系の芳香)がする」

 ヨネちゃん「うん、いるね、セメダイン香が。真ん中にいるよ」

 酒蛙「旨みが適度にあり、ふくよか、やわらか、きれいで上品。透明感がある。中盤から酸が出る。この酸がさわやかでまた上品。甘みもある」

 ヨネちゃん「いいね、これ」

 酒蛙「うん、いいね」

 やっぱり「初亀」は旨かった。「初亀らしさ」が十二分に発揮されたお酒だった。ヨネちゃんとわたくしは、恥ずかしいほどボキャ貧幼児的に「いいね」「旨いね」を繰り返しながら、この酒をいただいた。

 ラベルによると使用米は兵庫県産「山田錦」(有機米)100%使用で、精米歩合は50%。瓶の裏ラベルはこの酒を「富蔵は最高級米【山田錦、有機米】で醸したオーガニック純米吟醸です。新酒を春に瓶詰め後、春と秋の発売まで低温貯蔵管理し出荷します」と紹介している。

 ネット情報によると、「富蔵」とは創業者の名で、代々社長が襲名している、という。その名を抱いている、ということは、この酒は蔵イチオシの位置付けか。

 このあとわたくしたちは7番目のお酒として「十四代 中取り 純米吟醸 播州愛山 生詰」(当連載【1036】に掲載済み)をいただいて〆た。

酒蛙