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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2058】いさわ やまゆりの里 本醸造 生貯蔵【岩手】

2015.8.6 23:11
岩手県奥州市 岩手銘醸
岩手県奥州市 岩手銘醸

【家飲み 全3回の②】

 久しぶりに、腰を入れて家飲みをする気分になった。そもそも、外飲みの機会がかなり多いため、たまの家飲みでは常備酒(福岡県の「蜻蛉 特別純米」、青森県の「じょっぱり 本醸造」)を1-2合飲む程度だ。

 しかし、そうしているうちに、仲間やスタッフからいただいた酒が次第にたまっていく。いただいたお酒は、常備酒のように気軽に飲むわけにはいかない。ある程度、気合を入れて飲まなければ、とおもっている。だから、なかなか、いただきものを飲む機会がやってこない。

 そんな中、外飲みの間があいたから、腰を入れて家飲みする気分になった、というわけだ。今回は、岩手県に遠征したスタッフが買ってきた地酒2本と、わたくしが県営名古屋空港の売店で買ったカップ酒を飲むことにする。まずは「岩手誉 上撰」をいただき、次に、これも「いさわ やまゆりの里 本醸造 生貯蔵」をいただく。ともにわたくしのスタッフが買ってきたものだ。

「岩手誉 上撰」は普通酒だったが、このお酒は本醸造生貯蔵。クラスがグンと上がる。まずは冷酒でいただいてみる。

「上撰」と違い、熟成感的香りはほとんどない。淡麗、軽快、なめらか。旨み、甘み、酸がすくない。苦み、辛みもすくない。最後の最後に、すこし辛みが出てくる程度。水の如く飲みやすい。しかし、飲み進めていったら、途中から酸が出てきて、さらに飲みやすくなる。味も出てくる。

 次に、ぬる燗にしていただいてみる。温度はちょうど40℃。最初はすっきりしたタッチに感じる。「上撰」の直後に飲めば、淡麗に感じる。軽快なタッチ。甘みと旨みはすくないが、甘みと旨みのバランスが良い。温度がすこし下がると、すこしの酸と、すこしの辛みが出てくる。さらに飲み進めていったら、酸が出てくる。酸がかなり出てくる。これはいい。宴会酒に最適だ。ぬる燗で飲むと、宴会であっという間に空っぽになりそうな、飲み飽きしないタイプだから。

 ラベルの表示は「原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール、精米歩合60%」。

酒蛙