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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2139】八峰 純米吟醸(やっほう)【福岡】

2015.9.21 22:15
福岡県八女市 喜多屋
福岡県八女市 喜多屋

【日本酒研究会月例会 全6回の⑤】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。メンバーのMが異動で転出した“後任”にKがメンバー入り。フルメンバー6人が参加した。

 店主が「菊鷹 純米 Hummingbird 火入れ」「東龍 純米吟醸 楚楚」「九 35.037,135.024 黒田庄に生まれて、」「旦 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 備前雄町」に続いて持ってきたのは「八峰 純米吟醸」だった。

 この蔵の主銘柄は「喜多屋」で、「寒山水」は準主銘柄格。この「八峰」は、どのような位置づけなんだろう。蔵のホームページを見ても、記述はなかった。

 このお酒を持ってくるとき、店主は「次は『やっほー』です」と言ったから、わたくしたちはびっくり仰天。「ん? なんだなんだ、やまびこか?」とどよめく。ラベルの「八峰」を見て、「へ~~~っ、これで『やっほー』と読ませるんだああ」と理解はしたものの、「『八峰』って何だ?」。いちいち疑問を自力で解く時間がない。疑問を封印して、お酒をいただく。

 酒蛙「香り立つ。含むと、ほのかにフルーティー。さらっとした飲み口だ」

 B 「甘くないっすか?」

 酒蛙「甘みはあるけど、酸もある。余韻は苦み」

 F 「これ、いいっすよ」

 Y 「旨みありますか?」

 酒蛙「すくなめだけど旨みはあるよ。ずいぶんやわらかいお酒だ」

 B 「自己主張を抑えているお酒だ」

 酒蛙「軽快感があり、酸があり、甘旨みもあるので飲み飽きしない。いいね。晩酌酒、食中酒、宴会酒に最適だ」

 瓶の裏ラベルはこの酒を「福岡・八女の契約農家と自社栽培による酒造好適米『吟のさと』を精米歩合59%に磨き上げ、じっくり低温で発酵させ、豊かな風味を引き出した純米吟醸です」と紹介している。

「吟のさと」は(独)農研機構九州沖縄農業研究センター筑後研究拠点稲育種ユニットが1996年、母「山田錦」と父「西海222号」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定。2007年に命名、2010年に種苗法登録された、新しい酒造好適米だ。

酒蛙

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