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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2146】ちえびじん 特別純米 備前雄町 生原酒【大分】

2015.9.28 21:55
大分県杵築市 中野酒造
大分県杵築市 中野酒造

 日曜日の夕方、ふらりと近くのH居酒屋へ。これがすっかり日常の生活。居酒屋は一般的に非日常の世界なのだが、わたくしにとっては日常。この店ではホワイトボードに書かれている酒メニューの中から、飲んだことのない酒を上から順番に飲んでいくことにしている。わたくし、飲食店で注文品を選ぶのがとても苦手なのだ。上から機械的に選べば、選択のストレスがなくなる。

 ということで、今回は「ちえびじん 特別純米 備前雄町 生原酒」を飲む順番だ。「ちえびじん」「智恵美人」をいくつか飲んだことがあるが、これは初めてだ。わたくしの好きな雄町酒だ。オマチストとして、期待していただいてみる。

 店主「甘口だけど、しっかりした味わいの清酒だ。俺の好みだ。酸もしっかりある。すこし苦みがある」

 酒蛙「上立ち香が淡いフルーティー。甘みと酸味がいい。ジューシー。キレがずいぶん良い」

 店主「飲みやすいっす」

 酒蛙「飴風味的な甘さがある。原酒だが、飲みやすい。アルコール分が原酒にしては低い15度だからね。余韻は辛みがすこし」

 店主「はい、余韻は辛みですね」

 酒蛙「中盤から辛みと苦みが出てくる。やさしくて、甘み中心の、かなりふくよかやわらかなお酒だ。飲み進めていけば、だんだん甘みが強くなり、濃さを感じるようになり、飲み応えたっぷりのお酒になる。雄町酒的な甘さだね♪」

 次に、ぬる燗にしていただいてみる。温度はちょうど40℃。

 酒蛙「甘いっ、酸っぱいっ、辛いっ!」

 店主「ああっ辛い!」

 酒蛙「辛みがかなり出てくるね」

 店主「うん、辛みが強い」

 酒蛙「旨みも開く。全体的に味が強くなる。その中でもやっぱり甘みが一番強い」

 瓶のラベルの表示によると精米歩合は60%。

「智恵美人」という酒名がユニークだが、これについて蔵のホームページは以下のように説明している。

「『より旨く、より愛されるように』と、創業時(明治7年)より、当家の女将『智恵』(ちえ)の名にあやかり『智恵美人』と名付け140年に亘り、日本酒を製造して参りました。受け継がれた私たちは、蔵を護って頂いた女将始めご先祖に感謝し心を込めて情熱ある酒を醸す。焼酎市場の九州は大分の地で、国酒である日本酒造りに携われる事に誇りを持って酒造りに精進して参ります」

酒蛙

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