【2190】赤城山 純米吟醸(あかぎさん)【群馬】

【日本酒研究会月例会 全6回の①】
異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。今回は、フルメンバー6人が参加した。
店主がトップバッターに持ってきたのが「赤城山 純米吟醸」。まったく知らない銘柄・蔵だ。みんな酒名を見て即、国定忠治を連想。しばし、忠治の話で盛り上がる。なんだか、歳が分かるね。さて、いただいてみる。
B 「辛いね」
酒蛙「熟成感的昭和レトロ的風味がする」
F 「はい、熟成感的香りがいます」
Y 「レトロな酒だ」
酒蛙「酸があり、すっきりした感じ」
B 「辛い」
酒蛙「純米吟醸なんだけど、吟醸香を感じないなあ」
B、Y「うん、吟醸香を感じないね」
酒蛙「旨みがすこし。甘みもすこし。基本的に淡麗酒だ」
Y 「ベタベタしない酒だね」
酒蛙「うん、キレが良い」
F 「のっぺりした調子だ」
K 「飲み進めていき後半になったら飲みやすい」
B 「本当に辛みが抜けないなあ」
酒蛙「そうか? 俺は、あまり辛く感じないなあ」
B 「そうか? おかしいなあ」
酒蛙「飲み進めていったら、甘みが出てきた。温度が上がったら甘みが出てきた」
Y 「シメサバと合わせたら、レトロ感がいなくなった」
ラベルはこの酒を以下のように紹介している。「原料は厳選した酒造好適米だけ―。しかもその米を独自の精米技術で半分位まで磨き上げ、まるで真珠のように丸く小さくなった米の芯を使って醸し上げたのが、この純米吟醸酒です。米の一粒一粒のいのちが息づいている純米酒ならではの味わいと吟醸酒のあの透明で芳醇な香りを合わせ持った芸術品とも言うべきお酒です」
また、蔵のホームページはこの酒を「低温長期もろみにしてドライに仕上げてありますので、コクとキレを備えた香り、華やかな酒質です」と紹介している。
ラベルの表示は「原材料名 米(国産 五百万石)米麹(国産米)、精米歩合50%」。