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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2393】北の誉 純米 心白(きたのほまれ しんぱく)【北海道】

2016.4.25 6:59
北海道小樽市 北の誉酒造
北海道小樽市 北の誉酒造

【函館にて 全3回の②】

 去る3月26日に北海道新幹線が開業した。北海道がついに新幹線で結ばれた。おそらくは、観光客が大勢、函館に押し寄せるだろう、とおもい、にぎやかになる前に函館に遊びに行った。といっても、函館には何回か訪れており、名所はあらかた知っている。今回は、毛ガニを食べるのを最大の目的にした。

 函館に着いてすぐ毛ガニを食べたため、所期の目的を早々と達成。あとは居酒屋で飲むだけ。函館市内の居酒屋は非常に多いが、驚いたことに、どこもかしこも「活魚」をウリにしている。わたくし、酒を飲みながら刺身を食べない。ましてや、死後硬直で硬く旨み・甘みが無い活魚の刺身は全くの苦手だ。が、活魚居酒屋ばかりなので、しょうがなく、そのなかの一つに入り、鍋をアテに酒を飲むことにする。

 まず最初に選んだのが「吟風國稀 純米」。続いて「北の誉 純米 心白」を選んだ。「北の誉」は以前、東京の居酒屋で開かれた飲み会で、紙パック普通酒の「北の誉 侍」(当連載【1624】)を飲んだことがある。本場・北海道で飲むのは初めてだ。冷酒でいただいてみる。

 香りは抑えられている。甘みと旨みがまず来て、一瞬ののちに辛みが来る。飲み進めていったら、辛みがかなり出てくる。余韻は辛みと酸味。バランスが非常に良い酒。すっきりしているが、けっこうしっかりした味わい。これも直前に飲んだ「吟風國稀 純米」同様、いい酸が出ているので爽やか感があり、全く飲み飽きしない。食中酒に最適だとおもった。

 瓶の裏ラベルはこの酒を「酒造りに絶好な気候風土のもと米と米麹だけで醸した純米酒。穏やかな甘い香りとドライでキレのある味わいが格別です」と紹介している。

 裏ラベルには飲み口の目安が書かれている。それによると、甘辛度はやや辛口で、濃淡度は中口となっている。

 ラベルの表示は、原材料 米(国産)、米麹(国産米)、精米歩合65%にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名の「心白」は、コメの中心部の白い部分。なぜ、わざわざ「心白」という名をつけたのか、まったく分からない。

酒蛙

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