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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2405】侍 純米原酒(さむらい)【北海道】

2016.5.6 23:54
北海道小樽市 北の誉酒造(販売元)
北海道小樽市 北の誉酒造(販売元)

 北海道新幹線が3月26日に開業した。東京駅と北海道・函館北斗駅が、乗り換え無しの新幹線で結ばれた。開業すれば、さぞかし観光客が大勢、函館に押し寄せるのではないか、にぎわう前に函館に行かなきゃ、と猿知恵を働かせ、開業の2週間前、ただ毛ガニを食べる目的だけのために、函館に行った。

 泊まったホテルの土産コーナーで酒4種類を買い、宅配便で自宅に送った。家飲み晩酌づかいにするためだ。その一つが、今回の「侍 純米原酒」。「侍」は以前、紙パック普通酒の「北の誉 侍」(当連載【1624】)を飲んだことがある。今回の酒はどうか。ブルーボトルとラベルがかなりスタイリッシュで、紙パックのときとイメージがまったく違う。まずは冷酒でいただいてみる。

 香りは抑えられている。酸が立ち、辛みがあり、太い旨みを伴う力強い飲み口。アルコール度数感はやや強く感じる。余韻も辛みだが、苦みが混じる。派手さはなく、質実剛健タイプ。「侍」と名付けたのも分かるような気がする。愛想を振りまくことはなく、とにかく力強い質実剛健な酒だった。

 次に、ぬる燗にしていただいてみる。湯煎で、温度はちょうど40℃。

 ぬる燗にすると酸が増し、辛みも増す。おもわず「辛いっ!」。アルコール度数感も強さを増す。後日、瓶の裏ラベルを見たら、アルコール分は18.5度。強く感じるのも道理だった。

 裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「北海道産の酒造好適米『吟風』を100%使用した深みのあるコクとキレのある味わいの純米原酒です。ソーダ割りやライム果汁を入れたサムライロックなど日本酒ベースのカクテル用としてもおすすめです。 ※『侍』は日本国内における北の誉酒造(株)の登録商標です」。精米歩合は60%。

「吟風」(ぎんぷう)は、北海道立中央農業試験場が1990年、母(「八反錦」と「上育404号」の子)と父「きらら397」(主食用米)を交配。選抜と育成を繰り返し品種を固定。1999年に命名、2002年に種苗法登録された酒造好適米。

 この蔵を含むオエノングループのホームページは、以下のように、この酒を紹介している。

「北海道より蒼き侍現る!純米原酒の力強い味わいはまさに“侍魂”

 清酒『純米原酒 侍(ブルーボトル)』は、北海道産酒造好適米『吟風』を精米歩合60%まで磨き、伝統の技で仕込んだお酒です。純米酒ならではの米の旨みとコクに加え、原酒ならではの力強い味わいがダイレクトに感じられます。芳醇で辛口な味わいは、冷や、燗、ロック、またはロックにライムを搾った“サムライロック”などの幅広い飲み方でお楽しみいただけます。

 パッケージは、ブルーのボトルに映える白いラベルに力強い“侍”の筆文字で、シンプルながらも侍の強靭な精神をスタイリッシュに表現しています。

 伝統の技で酒造りを続ける北海道の地酒蔵より、力強い味わいの清酒『純米原酒 侍(ブルーボトル)』を発売することで、こだわりの清酒を好まれるお客様のニーズにお応えするとともに、日本を元気にする“侍魂”をお届けします」

酒蛙

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