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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2452】浜千鳥 純米大吟醸 吟ぎんが仕込み(はまちどり)【岩手】

2016.6.14 12:13
岩手県釜石市 浜千鳥
岩手県釜石市 浜千鳥

【Z料理店にて 全6回の④】

 連れ合いが旅行に出て不在のため、夕食は近所のZ料理店で。もちろん料理主体の店だが、酒もユニークな品ぞろえ。飲んだことがない酒と巡り会えるのでうれしい。ここの店主は、プロ野球、高校野球がべらぼうに詳しい。カウンター越しに店主と野球の話をしながら酒を飲むのがたまらなく楽しい。

「央 純米大吟醸 夢の香 別汲み 無濾過本生原酒 紫ラベル」「而今 特別純米 無濾過生」「東一 大吟醸 生酒 うすにごり」と飲み進め、4番目に選んだのは「浜千鳥 純米大吟醸 吟ぎんが仕込み」だった。

「浜千鳥」はこれまで5種類ほど飲んでいるが、いずれもすっきりしたタッチのお酒、という印象を持っている。これはどうか。冷酒でいただいてみる。

 旨みがあり、すっきりしたタイプのお酒。吟醸香は適度。最初、酸が出てこないが、遅れて最後にすこし出てくる。温度がすこし上がったら、酸が出てくる。それとともに渋みも出てくる。辛みは適度。全体としてやさしく大人しい感じのお酒だった。

 瓶の裏ラベルはこの酒を以下のように紹介している。

「地元で栽培する酒米『吟ぎんが』を原料として岩手オリジナル酵母・こうじ菌を使用し南部杜氏の技術で仕込んだ“オール岩手”のお酒です。まろやかな口当たりと華やかな香りで穏やかな酔いを誘います。冷やしてゆっくりとお召し上がりください」

 また、蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。

「落ち着いた香り、スッキリとした飲み口。キレのある旨み、口当たりの良さ、そして華やかな香りが特徴です」

 原料米は「吟ぎんが」100%で、精米歩合は50%。「吟ぎんが」は岩手県農業研究センター銘柄米開発研究室が1991年、母「出羽燦々」(その母は「美山錦」、その父は「華吹雪」)と父「秋田酒49号」を交配、育成と選抜を繰り返しながら品種を固定、1999年に命名、2002年に種苗法登録された酒造好適米。

 瓶の首にはタグが付けられており、タグには以下のPR文が載っている。

「LONDON SAKE CHALLENGE ★★★ 金 2014」「『ロンドン酒チャレンジ』は酒ソムリエ協会による日本酒の品評会です。酒の香りや風味などから、金・銀・銅で評価されます」「酒米『吟ぎんが』と酵母『ゆうこの想い』、そしてこうじ菌『黎明平泉』。すべて岩手オリジナルの素材を使い、北上山系の地下伏流水を仕込み水として、南部杜氏が伝統の技で醸した“オールいわて清酒”です」

酒蛙