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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2482】三芳菊 純米吟醸 阿波五百万石 生原酒(みよしきく)【徳島】

2016.7.1 22:47
徳島県三好市 三芳酒造
徳島県三好市 三芳酒造

【K立ち飲みにて 全11回の⑪完】

 酒友徳ちゃんの仕事場の近くに、名の知られた立ち飲み店がある。徳ちゃんと半年に1回のペースで飲みに行っており、今回が3回目。アテは各人持ち込み、とのことなので、近所のスーパーで乾きモノを買い入店する。有名地酒蔵の酒はいっさい無く、あまり知られていない中小蔵の酒を中心に置いているのが好ましい。

 冷蔵庫の中に林立する一升瓶の中から、「理可 純米吟醸」「29 純米吟醸 無濾過原酒」「KAZMZ 2016 特別純米 無濾過生原酒」「伊夜日子 特別純米」「越乃雪しずく 純米吟醸」「越後一会 玉風味 純米吟醸 無濾過生原酒」「譽國光 特別純米」「陣屋 大吟醸」「羽前白梅 俵雪 純米吟醸 原酒 生詰」「千代の亀 純吟火入 青亀EK-7」と飲み進め、最後11番目に選んだのは「三芳菊 純米吟醸 阿波五百万石 生原酒」だった。

「三芳菊」は、以前「三芳菊 雄町 純米吟醸 生原酒」(当連載【56】)を飲んだことがあり、非常に甘い、という印象を持っている。

 今回は、少年の顔が描かれたラベルに惹かれてチョイスした。この酒が「三芳菊」であることを知ったのは、飲んでいるとき。すなわちジャケ買い(昔、曲や歌手が分からなくても、レコードのジャケットに惹かれて買うことをジャケット買い、もしくはジャケ買いといった)。

 それにしても、なぜ、少年ラベルなのだろう。裏ラベルでひとこと説明してほしかった。飲み手にとって、意図が分からないのは、非常に落ち着かず、もやもやする。蔵関係者だけしか分からないというのは、自己満足だととおもう。

 さて、味わいだが、「甘い!」が第一印象。甘酸っぱい。旨みもたっぷりある。ジューシー。飴的な甘みだ。中盤から辛みが出てくる。酸があるからいい。酸があるから、甘みが前に出てこない。甘みと酸のバランスが絶妙だ。いいなあ。

 瓶のラベルの表示は「阿波五百万石100%使用、精米歩合60%」。

 酒名「三芳菊」の由来について、蔵のホームページは「三芳菊の名前は、其香芳しく其の色淡く其の味美しきを以て三芳菊と名付けるとあります」と説明している。

酒蛙

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