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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2630】Fu. 純米(ふ)【兵庫】

2016.12.3 9:01
兵庫県加西市 富久錦
兵庫県加西市 富久錦

【日本酒研究会月例会 全6回の①】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。今回は、メンバーのBとKが仕事のため欠席、5人での飲み会となった。

 店主がトップバッターに持ってきたのは「Fu. 純米」。みんな、「何だ何だ、コレハ何だ」とどよめく。店主いわく「これは、『富久錦』の低アルコール酒です。アルコール分が8%。いま、女性に大人気のお酒です」。興味津々でいただいてみる。

 酒蛙「甘酸っぱい。やわらかくて軽い」

 T 「柑橘系のジュースみたい。これは、女性でもくいくい飲める」

 FM「シードルの炭酸が抜けたような感じ」

 酒蛙「風味がミカンというか、レモンというかフルーティー」

 T 「食前酒にいいかも」

 F 「これ、純米酒ですよ!」

 酒蛙「コメと酵母だけでこの味を出せるなんて!」

 T 「すごいね!」

 H 「そう考えればすごい」

 T 「まるで甘口の白ワインだね」

 酒蛙「チャーミングなお酒だ。甘みと酸が出ており、そのバランスが良い」

 女性に大人気のお酒というのがよく分かる、おいしいお酒だった。柑橘系のジュースみたいな甘いお酒なので、食前酒かデザート的な食後酒に向いている、とおもった。

 蔵のホームページはこの酒を「果実のような自然の甘みと酸味。伝統的な酒造りの技から生まれた、果実のような風味の低アルコール酒です。ワイングラスで飲むのもおすすめ」と紹介している。

 裏ラベルの表示は「加西市産米100%使用、精米歩合70%、アルコール分8.0度以上9.0度未満にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念。しかし、蔵のホームページでは「原料米 : 加西市産キヌヒカリ」と開示している。

「キヌヒカリ」は、農林水産省北陸農業試験場作物部作物第1研究室が1975年、母(「収2800」と「北陸100号」の子)と父「ナゴユタカ」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定、1988年に命名、1989年に種苗法登録された主食用米。

酒蛙