メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2668】國暉 特別純米 佐香錦(こっき さかにしき)【島根】

2017.1.2 22:10
島根県松江市 國暉酒造
島根県松江市 國暉酒造

【P居酒屋にて 全11回の②】

 半年ぶりの、酒友・オタマジャクシ&U&美女軍団との飲み会。オタマジャクシは蛙のわたくしより若いため、そう自称している。この飲み会の場所は、P居酒屋と決めている。店長が、わたくしが飲んだことのない蔵の酒を用意してくれるからありがたい。感謝、感謝、だ。今回はわたくしにとっての初蔵酒を5種類用意してくれた。ありがたい。

 まずは「三重の寒梅 吟醸 生貯蔵」を飲み、店長が2番目に持ってきたのは「國暉 特別純米 佐香錦」。この2蔵の酒はわたくしにとって初めてだ。さて、いただいてみる。

 美女MIさん「辛い」

 U 「旨いね」

 美女MOさん「香りが独特」

 美女Oさん「あの人がいる」(「あの人」とは、炊き上げたご飯のような熟成感的香りのこと)

 美女MIさん「“昭和の人”がいる」(「昭和の人」とは、炊き上げたご飯のような熟成感的香りのこと)

 オタマジャクシ「控えめながらいるね」

 酒蛙「甘みを伴う辛みがくる。やわらかい。余韻が辛い」

 オタマジャクシ「“昭和”がほのかにいる」(「昭和」も、炊き上げたご飯のような熟成感的香りのこと)

 酒蛙「たしかに“昭和”がすこしいる。余韻は、甘みを伴う辛み」

 オタマジャクシ「余韻は甘辛」

 酒蛙「辛みと甘みと旨みを感じる。やや淡麗な辛口酒。酸はあまり感じない」

 美女Sさん「辛みを感じる。すっきりした飲み口で、料理に合う。おいしい」

 瓶の裏ラベルの表示は「原料米 佐香錦100%使用 精米歩合60%」

 また、裏ラベルは「製造上の特徴」と題し、この酒を以下のように紹介している。

「日本酒本来の旨味を充分に引き出しながら軽やかできれいな味わいになるよう吟味を重ねました。甑、麹箱を使用した本格的手造りの逸品です。昔ながらの酒槽を用いて採り選りました。佐香錦独特の繊細で透明感のある旨味の膨らみをお楽しみ下さい」

「佐香錦」(さかにしき)は島根県農業試験場が1985年、母「改良八反流」と父「金紋錦」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定、2001年に命名、2004年に種苗法登録された酒造好適米。

 また、瓶の表ラベルは、「佐香」について、以下のように説明している。

「島根県にある佐香神社『またの名を松尾神社』は、酒造りの神様と言われている。『出雲国風土記』に『佐香の河内に百八十神等集ひ坐して、御厨立て給ひて、酒醸させ給ひき。即ち百八十日さかみずきして解散け坐しき。故、佐香と云う』 訳…佐香の川の流域に百八十の神々がお集り、飲食物を煮炊きする調理場をお建てになり、そこでお酒を造らせになりました。そして、百八十日間酒宴をして楽しみなされた後、お別れになりました。それによってこの地を佐香というようになりました、とある。この佐香(さか)が酒の古名に該当することから、この地を日本酒発祥の場であると推察されている。佐香錦の命名は酒造りの神様を祭る佐香神社に由来している」

酒蛙