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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2703】越後雪紅梅 吟醸 初聲(えちごせっこうばい はつごえ)【新潟】

2017.1.18 17:49
新潟県長岡市 長谷川酒造
新潟県長岡市 長谷川酒造

【K立ち飲み店にて 全12回の⑪】

 久しぶりにK、Tと飲むことになった。いつもはP居酒屋で飲むところだが、P居酒屋はわたくしが前日に使ったばかり。ということで趣向を変え、K立ち飲み店に行くことにした。この店は約100種類の酒を常備しており、定額で飲み放題。半年くらい行っていなかったので、品揃えが変わっていることを期待して、3人で出向いた。

 まず、わたくしにとっての初蔵酒「金宝芙蓉 純米原酒 よよいの酔」を飲み、2番目からは既飲蔵酒。「竹葉 特別純米 火入 ロックで飲む日本酒 I ♡ Rock」「幸手 純米原酒 ひやおろし」「小鼓 讃鼓 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦」「富久錦 てはじめ 純米 8%のアルコール ライスワイン」「玉風味 純米 初しぼり 無濾過生原酒」「土田 山廃 純米吟醸」「本洲一 無濾過 本醸造」「平安四神 ブルー 吟醸」「古都 しぼりたて」と飲み進め、11番目にいただいたのは「越後雪紅梅 吟醸 初聲」だった。

 この蔵のお酒はこれまで、「初日正宗 純米吟醸」(当連載【2249】)と「越後雪紅梅 純米吟醸」(当連載【2118】)を飲んでおり、いずれもK立ち飲み店で。この店はこの蔵を応援しているんだろうな。さて、いただいてみる。

 T 「これ、おいしい」

 K 「おいしい、おいしい」

 酒蛙「最初は甘み。中盤から余韻にかけて辛み。ややすっきりしたタッチ。酸がすくない。香りほのか」

 T 「爽やかなお酒。背伸びした女子高校生って感じ」

 K 「女子高校生って、意味分からないよ」

 酒蛙「女子高校生は、なんとなく分かるよ。口が慣れてきたら、だんだん辛くなってきた。すっきりした辛口酒。いわゆる淡麗辛口酒だ」

 瓶の裏ラベルはこの酒を以下のように紹介している。「契約栽培米『新潟県産 越淡麗』のみを高精白に磨き上げ、じっくりと寒仕込みされた吟醸酒。口に含むと広がるほのかな口中香、すっきりとキレのよい喉越しがお楽しみいただけます」

 また、蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。「新しい生命の誕生を予感させるおめでたい銘柄。冴え渡る辛さの中にもふくよかな香りが広がります。馥郁たる香りが醸す余韻が絶妙なバランスの美酒」

「初聲」という酒名について、蔵のホームページは「『新年の朝、初めて聞くうぐいすの声』との意味があります」と説明している。

 ラベルの表示は「原料米 越淡麗100%、精米歩合55%」。「越淡麗」(こしたんれい)は、新潟県農業総合研究所作物研究センター、新潟県醸造試験場、そして新潟県酒造組合の共同研究で開発した新しい酒造好適米。「五百万石」と「山田錦」という二大品種を交配してつくった、という抜群の血統の良さを誇る。

「越後雪紅梅」という酒名について、蔵のホームページは「作曲家遠藤実氏より命名頂いた銘柄。大吟醸から普通酒まで幅広いラインナップがある、当蔵の代表銘柄」と説明している。そうしてみれば、「越後雪紅梅」という字の見た目や語感から、演歌のにおいが感じられる。

酒蛙