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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2709】众 山廃 純米 原酒(ぎん)【愛知】

2017.1.22 17:33
愛知県岡崎市 柴田酒造場
愛知県岡崎市 柴田酒造場

【TU会 全5回の④】

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。今回は、メンバーのヨネちゃんとKWが欠席し、6人で開かれた。

 わたくしは、飲んだことがない蔵の酒を飲むのを生きがいにしている。それを知っているM居酒屋の店主が、わたくしにとって初蔵の酒を集めてくれるので、たいへんありがたい。感謝感激だ。店主は今回、初蔵酒を4種類用意してくれた。うれしい限りだ。

 店主が「比良松 純米吟醸 60 しぼりたて」「虎変 特別純米 秋上がり」「若葉 大いばり 特別純米 青 無濾過生原酒」に続いて4番目に持ってきたのは「众 山廃 純米 原酒」。いずれも、わたくしにとっての初蔵酒だ。

 とにかく「众」という字に驚き、非常に存在感があるラベルデザインに圧倒された。このデザイナー、すごい。圧倒されながら、いただいてみる。

 酒蛙「山廃純米なので、ごついタッチを予想したが、違うね。スタイリッシュな山廃だ」

 K 「甘みをちょっと感じる」

 TU「甘みと酸が来て、次に辛~~~~~~~っ!が来る」

 酒蛙「これ、いいね。味がまとまっている。とくに酸がいいね。含むと、まず酸と甘み・旨みがきて、中盤から余韻は辛み。余韻の辛みに苦みが混じり、アクセントになっている」

 瓶の裏ラベルの表示は「原料米 兵庫県産山田錦100%使用、精米歩合70%」。

 また、裏ラベルは酒名「众」の意味について、以下のように説明している。

「山廃酛は生酛系酒母の一種です。手間がかかる製法であることを『人の力をたくさん必要とする』という意味に解釈し、『衆』の簡体字で『人』を3つ使う『众(ぎん)』で表現しました。蔵人が一つの屋根の下に集まり、揺るぎない技術と和をもって、世界に誇れる山廃を醸し出します」

 この蔵の主銘柄は「孝の司」(こうのつかさ)。名の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「弊社の代表銘柄『孝の司』の酒名は、『年老いて病気がちな父親と暮らす働き者の孝行息子が、酒の湧き出る泉を見つけ、酒好きの父親のために毎日汲んで飲ませていると、やがて父親は元気になった』という、日本民話『養老のいずみ(滝)』に因んだものです」

酒蛙

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