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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2833】奈良萬 純米大吟醸(ならまん)【福島】

2017.4.3 23:21
福島県喜多方市 夢心酒造
福島県喜多方市 夢心酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の④】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。今回は、メンバーのBが仕事のため欠席、6人での開催となった。

「仙禽 Dolce Rosso パリの春『踊り出すタマシイ』」「花邑 純米吟醸 雄町 生酒」「閃 純米吟醸 生原酒 直汲み」に続いて、店主が4番目に持ってきたのは「奈良萬 純米大吟醸」だった。

「奈良萬」は飲む機会が多い酒で、当連載でも5種類を紹介しており、落ち着いた酒質というイメージを持っている。この酒はどうか。純米大吟醸だから「奈良萬」銘柄の最上級なのだろう。

 K 「辛口だね」

 F 「これはいい」

 酒蛙「おとなしくて、やさしくて、やわらかな酒質。きれい感がある。特段個性的な部分はないが、非常に落ち着いた飲み口だ。それが、安心感・安定感につながる」

 T 「おとなしい酒だ」

 F 「バナナ香がすごい」

 酒蛙「甘みと旨みがあり、やわらかい。後味は苦みと酸。吟醸香が上品。キレが良い。酸がいいね」

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、精米歩合48%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だが、蔵のホームページで「原料米 五百万石、酵母 うつくしま夢酵母」と開示している。

「うつくしま酵母」は、福島県オリジナルの酵母。「うつくしま」という言葉は近年、よく聞く。国体でも、この名を使ったはず。

 「うつくしま」についてウィキペディアは、以下のように説明している。

 「福島県は、1991年(平成3年)より県のイメージアップ事業で使用するため『うつくしま、ふくしま。』を使用している。これはコピーライターの眞木準の手により提示されたキャッチコピーである。眞木の説明によると、その由来は「古語の『うつくし』は日本の原風景を残した福島に似合っており、『しま』は県土の形がオーストラリア大陸に似ていることから考えた」ものとされる。同年11月27日に福島県で採用が決定した」

酒蛙