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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2842】大天狗 特別純米(だいてんぐ)【福島】

2017.4.8 22:21
福島県本宮市 大天狗酒造
福島県本宮市 大天狗酒造

【日本酒研究会拡大場所 全15回の⑦】

 異業種間の酒飲み会である日本酒研究会。2007年にスタート以来、毎月欠かさず開催、足掛け11年を数える。この間、人事異動でメンバーが交代してきた。このため、何年かに一度の頻度で、新旧メンバーが一堂に会しての飲み会を開いている。今回は2年半ぶりの開催となった。会場は、メンバー全員に人気のあるWうなぎ屋で。

 飲み会は午後7時開会だが、午後6時からぼちぼち集まり始めた。ということで、正式開会を前に飲み始めることにする。ほかのメンバーはビールを飲むが、わたくしは店にあった「奈良萬 純米吟醸 酒未来」を飲んだ。

 そして開会。参加者は14人。各自が持ち寄った14種類の酒を飲む。「千功成 純米吟醸」「嘉泉 特別純米 東京和醸」「京姫 匠 大吟醸 山田錦」「又兵衛 大吟醸」「無法松 大吟醸」に続いて6番目に飲んだのは、TYが提供した「大天狗 特別純米」だった。この酒も、わたくしにとって初めての蔵のお酒だった。いただいてみる。

 I 「(昭和的熟成感的風味が)いる感じ」

 酒蛙「うん、すこしいる」

 T 「酸味がある。酸っぱい、酸っぱい」

 酒蛙「旨みと酸が出ているね。やや濃醇。果実感もある。飲み飽きしない。なかなかいいね」

 B 「甘みもあるね」

 酒蛙「そうそう。甘みもある」

 SM「甘みが残る」

 酒蛙「しっかりとした味わい。力強い。甘み、旨み、酸を中心に味が構成されている。中でも旨みが濃厚。この酒、好きだなあ」

 J 「(昭和的熟成感的風味が)ちょっといるような、いないような。旨み成分が強いね」

 蔵のホームページはこの酒を「大天狗の人気No1商品。2015年のミラノ万博に出品し、イタリア人のバイヤーにも人気を得た当店No1商品。リンゴのような爽やかな香りのする日本酒です」と紹介している。

 裏ラべルの表示は「夢の香100%、精米歩合60%、酵母 うつくしま煌酵母」。「夢の香」(ゆめのかおり)は、福島県農業試験場が1991年、母「八反錦1号」と父「出羽燦々」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定。2000年に命名、2003年に種苗法登録された酒造好適米だ。

「うつくしま酵母」について、ウィキペディアでは、以下のように説明している。

 「福島県は、1991年(平成3年)より県のイメージアップ事業で使用するため『うつくしま、ふくしま。』を使用している。これはコピーライターの眞木準の手により提示されたキャッチコピーである。眞木の説明によると、その由来は「古語の『うつくし』は日本の原風景を残した福島に似合っており、『しま』は県土の形がオーストラリア大陸に似ていることから考えた」ものとされる。同年11月27日に福島県で採用が決定した」

 酒名および蔵の名になっている「大天狗」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「弊社は明治初期、倉庫業を営んでいたが酒造業に進出の為お預かりした品物の引取りをお願いしたところ、二つの行李だけは引取り手がなく残り、それを開いたところ二つの天狗の面が出て来た。これを神よりの授かりもの、酒造業開始の吉兆とし、『大天狗』と名付けた」

酒蛙