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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2845】白陽 純米吟醸(はくよう)【福島】

2017.4.11 11:55
福島県白河市 大谷忠吉本店
福島県白河市 大谷忠吉本店

【日本酒研究会拡大場所 全15回の⑩】

 異業種間の酒飲み会である日本酒研究会。2007年にスタート以来、毎月欠かさず開催、足掛け11年を数える。この間、人事異動でメンバーが交代してきた。このため、何年かに一度の頻度で、新旧メンバーが一堂に会しての飲み会を開いている。今回は2年半ぶりの開催となった。会場は、メンバー全員に人気のある、うなぎ屋で。

 飲み会は午後7時開会だが、午後6時からぼちぼち集まり始めた。ということで、正式開会を前に飲み始めることにする。ほかのメンバーはビールを飲むが、わたくしは店にあった「奈良萬 純米吟醸 酒未来」を飲んだ。

 そして開会。参加者は14人。各自が持ち寄った14種類の酒を飲む。「千功成 純米吟醸」「嘉泉 特別純米 東京和醸」「京姫 匠 大吟醸 山田錦」「又兵衛 大吟醸」「無法松 大吟醸」「大天狗 特別純米」「清正 本醸造」「浜福鶴 大吟醸 備前雄町」に続いて9番目に飲んだのは、メンバーのRが提供した「白陽 純米吟醸」だった。この酒も、わたくしにとって初めての蔵のお酒だった。

 J 「期待できる香りだ。デザートワインみたい」

 M 「甘い」

 J 「女性に好まれる酒かもしれない」

 酒蛙「まず旨みを伴う甘みを感じ、次に酸がくる。俺の好きなセメダイン香(ベンゼン環芳香族系の芳香)がいる。中盤から余韻はやや辛み」

 SK「セメダイン香しますね」

 酒蛙「やわらかいタッチだが、しっかりとした味わい。力強い。やや濃醇」

 蔵のホームページはこの酒を「おだやかな中辛口のお酒です。お刺身など鮮魚とよく合います。幅広い方に飲んでいただける味わいです」と紹介している。

 ラベルの表示は「原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)、精米歩合55%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だが、蔵のホームページは「原料米:チヨニシキ」と開示している。

「チヨニシキ」は、愛知県農業総合試験場山間技術実験農場が1973年、母「初星」、父「トヨニシキ」を交配、選抜と育成を繰り返し開発。1986年に品種登録された食用米だ。

 酒名「白陽」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「【白】河の太【陽】のように光り輝く酒。そんなお酒を造るために地元白河の言葉を銘柄に使いました。白河の太陽のように明るく世の中を照らしつづけるお酒です」

酒蛙