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日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2888】天青 特別純米 吟望 防空壕貯蔵(てんせい ぎんぼう)【神奈川】 

2017.5.7 21:35
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神奈川県茅ケ崎市 熊澤酒造
神奈川県茅ケ崎市 熊澤酒造

【B居酒屋にて 全6回の⑤】

 異業種の2人、そして同僚とわたくしの4人の飲み会。それぞれ全員顔なじみ。それぞれとは何回も飲んでいるが、4人そろって飲むのは初めて。最初からB居酒屋→スナックNというコースを設定した。まずB居酒屋から。この店は約200本の酒を冷蔵庫に常備しているので、酒を探すのが楽しい。

「二兎 純米吟醸 備前雄町55 生原酒」「和香牡丹 特別純米 雄町」「賀茂金秀 特別純米13 生原酒」「田光 純米 槽搾り 一回瓶火入」に続いて5番目に選んだのは「天青 特別純米 吟望 防空壕貯蔵」だった。

 以前、「天青 特別純米 吟望」(当連載【523】)を飲んだことがあるが、今回は「防空壕貯蔵」と銘打っているので、あらためて取り上げた。さて、いただいてみる。

 酒蛙「発酵系の独特な香りがする。う~ん、何にたとえればいいんだろう???」

 F 「これまでのお酒とはまったく違うタイプですね」

 酒蛙「まったりした調子で、メリハリがすくないかな」

 F 「フラットな感じ」

 酒蛙「甘みは適度。旨みはすくなめ。酸は、最初は出てこないが、二口目で、後ろの後ろにすこし出てきた」

 F 「いいお酒です」

 酒蛙「余韻は渋み。飲んでいたら、だんだん酸が出てきた。余韻も酸。漬物を連想させる風味がちょっとある。発酵系の独特な香りはコレだね」

 H 「酸味がありますね」

 F 「いいお酒ですね。素性がすごく良い。味がだんだん出てきた。飲み飽きしないタイプなので、ずっと飲めるね」

 酒蛙「酸がいいね。酸が立ち、厚みはあまりなく、さらり軽快感があるので、飲み飽きしない。宴会酒や晩酌酒に適している」

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール分14度、精米歩合60%(五百万石)」。

 裏ラベルは、酒名「天青」の由来について、以下のように説明している。

「『天青』とは、中国の五代後周の皇帝が理想の青磁の色を表現した『雨過天青雲破処』(雨上がりの空の青さ。それを雲が破れるようにして晴れ始めた、そのあたりの青さ)と言う言葉から取ったものです。我々もその幻と言われる『雨過天青雲破処』のような、突き抜けるようなすずやかさと潤いに満ちた味わいを目指して参ります。『天青』の命名と書は陳舜臣氏(作家)によるものです」

「防空壕貯蔵」については、蔵のホームページを隅から隅まで見てみたが、説明はなかった。大阪市の山中酒の店のホームページは、防空壕貯蔵について、以下のようの説明しているので転載する。「蔵の敷地内にある防空壕跡地は、年間をを押して約15℃という、火入れのお酒には貯蔵には理想的な環境。そこで1年以上瓶貯蔵されたお酒です」

酒蛙

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