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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3607】加佐一陽 特別純米(かさいちよう)【京都府】

2018.10.24 21:49
京都府舞鶴市 池田酒造
京都府舞鶴市 池田酒造

【H居酒屋にて 全4回の③】

 以前からときどき、飲み会で一緒になるKとAと3人で、なじみのH居酒屋で飲む。3人だけで飲むのは、半年くらい前の焼鳥屋で以来。

 まず「加古屋 純米 無濾過生原酒」「倉本 純米」という、わたくしにとっての初蔵酒をいただいたあと、3番目に飲んだのは「加佐一陽 特別純米」だった。この蔵のお酒は以前、「池雲 純米」(当連載【2024】)を飲んだことがある。今回のお酒はどうか。

 K 「ちょっと、ピリッとくる。ガス感がある」
 酒蛙「うん、微発泡を感じる。フレッシュ感がある。甘みと旨みを感じる」
 A 「ピリッとする」
 酒蛙「古本屋的木香的香味がいい」
 店主「若干、木造校舎の香味がある。いい感じの酸が長く続く。旨い!」
 酒蛙「うん、おいしい。中盤から、地味めで穏やかな酸が出てくるのがいい」
 A 「おいしい」
 店主「旨いよ」
 酒蛙「酸がいいなあ。さわやか感・さっぱり感がある。飲み飽きしない酒質なので、食中酒に最適だ」

 蔵のホームページはこの酒を「フレッシュ感を意識した新ブランド。爽やかな飲み口とほのかな甘み。冷やしてお楽しみください」と紹介している。ほとんどわたくしたちの感想と同じだった。それだけ分かりやすい味のお酒、というわけで、非常に好ましい。

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール分15度以上16度未満、精米歩合55%、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米 京の輝き100%、製造年月 18.7 29BY」。

「京の輝き」は(独)農研機構 中央農業総合研究センター北陸研究センター/作物開発研究領域が2003年、母「収6602」と父「山形90号」を交配、育成と選抜を繰り返し開発。2014年に種苗法登録された、非常に新しい品種だ。

 酒名「加佐一陽」の由来について、ネットでは、以下のように伝えられている。「『加佐』とは蔵元がある由良川下流域の地域の事を言い、古くは加佐郡(現在は平成の大合併で消滅)として知られてきました。その歴史と自然の恵みに感謝しながら『加佐の地から飲んだ人が明るく幸せになるような酒』を発信しようと立ち上げられた新ブランドです」

酒蛙

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