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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2933】会津中将 純米原酒(あいづちゅうじょう)【福島】

2017.6.13 22:07
福島県会津若松市 鶴乃江酒造
福島県会津若松市 鶴乃江酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の③】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。フルメンバーは7人だが、今回はBとFが仕事のため欠席、5人での例会となった。

「秘めごと 純米吟醸」「白銀蔵王 純米大吟醸」に続いて、店主が3番目に持ってきたのは「会津中将 純米原酒」だった。以前に飲んだことがある「会津中将 生純米原酒 無濾過 初しぼり」(当連載【1014】)の、濾過・火入れ酒か。さっそくいただいてみる。

 酒蛙「おおっ、俺の好きな、バナナ香的なセメダイン香(ベンゼン環芳香族系の芳香)がずいぶん出ている」

 K 「最初、セメダインがきて、次に旨みがくるね」

 FM「セメダイン風で、乳酸菌を感じる。酸が利いている」

 酒蛙「コメの旨みを伴う酸がいい。余韻は苦み。バナナ香をおもわせるセメダイン香はずっといる」

 FM「後味がリンゴのようだ」

 酒蛙「FMさんが言うところのリンゴ香は、分かるような気がする。俺が言うセメダイン香と同じことを言っているんだとおもう」

 T 「おいしいっすね」

 酒蛙「旨酸っぱくて濃醇で力強い。しっかりとした味わいながらキレが良い。旨いね」

 蔵のホームページはこの酒を「米の旨味を引き出した濃厚な味わいです」と紹介している。

 瓶のラベルの表示は「原材料名 米(国産)・米麹(国産米)、精米歩合60%、アルコール分17度」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 社名「鶴乃江」と酒名「会津中将」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「鶴乃江 林家は、会津藩御用達頭取を務めた永宝屋一族で、寛政六年(1794年)に分家創業し、永宝屋と称し、当主は代々平八郎を襲名し、銘柄『七曜正宗』『宝船』を醸造、明治初期に、会津の象徴である鶴ヶ城と猪苗代湖を表わす『鶴乃江』と改め昭和52年藩祖保科正之公(徳川家光の弟)の官位にちなみ『会津中将』を発表。会津藩最後の殿様松平容保公も官位は従三位会津中将肥後守でした」

酒蛙