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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2950】亮 特別純米 河津桜酵母仕込 ver.キヌヒカリ 生酒(りょう)【神奈川】

2017.6.26 17:09
神奈川県足柄上郡松田町 中澤酒造
神奈川県足柄上郡松田町 中澤酒造

【TT居酒屋にて 全9回の⑥】

 酒友T、O、Sら5人で飲み会を開くことになった。場所はTT居酒屋。1カ月ほど前、ここを初めて訪れたわたくしは、とても気に入り、今回の飲み会場に決めた。1回目からI店長やフロアのE嬢と仲良しになり、2回目にしてすでに何回も来ている気分に。

「あざくら もぎたて❤りんごちゃん 無濾過生原酒」「栄光冨士 菫露 威吹 純米大吟醸 無濾過生原酒」「志太泉 ラヂオ正宗 純米吟醸 生酛」「菊鷹 雲外蒼天 山廃 純米吟醸 無濾過生酒」「吉乃友 純米吟醸 無濾過生原酒」に続いて6番目にいただいたのは「亮 特別純米 河津桜酵母仕込 ver.キヌヒカリ 生酒」だった。

 この蔵の酒は以前、「松みどり 特別純米 生原酒」(当連載【1614】)を飲んだことがある。今回は2回目だ。さて、いただいてみる。

 T 「美味しい」

 酒蛙「酸っぱい!!!!! 爽やかできれいな酸が非常に立っている」

 O 「甘い」

 酒蛙「うん甘みも出ている。甘みと酸味の融合が非常にいい感じ。キレが良い」

 T 「甘くて酸っぱい」

 O 「酸味がありますね」

 酒蛙「独特な風味、樽のような風味がいい。余韻は苦み。甘みが出ているが、酸がよく立っているので、くどく感じない。飲み飽きしないタイプ。晩酌酒や宴会酒に向いている」

 瓶の肩ラベルに目立つように「西平畑公園(神奈川県松田町)の河津桜から採集した酵母  河津桜酵母仕込み  酵母分離協力東京農業大学」と書かれている。

 また、瓶の裏ラベルはこの酒を以下のように紹介している。

「『亮(りょう)』シリーズは、神奈川県産にこだわっています。11代目『鍵和田亮』が 自ら松田山に咲く河津桜の花を採集し、その花の酵母で醸造した特別純米酒。水は、丹沢山系の伏流水。米は、足柄産『キヌヒカリ』。酵母は、松田山の河津桜酵母。地産地消にこだわった逸品をお楽しみください」

「キヌヒカリ」は、農林水産省北陸農業試験場作物部作物第1研究室が1975年、母(「収2800」と「北陸100号」の子)と父「ナゴユタカ」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定、1988年に命名、1989年に種苗法登録された主食用米。この酒の原料米の精米歩合は60%。

 ところで、河津桜という桜があることを今回、初めて知った。河津桜について、ウィキペディアは以下のように説明している。

「カワヅザクラ(河津桜)は、日本にあるサクラの一種である。オオシマザクラ とカンヒザクラの自然交雑種であると推定されている。1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜である。花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃い。また花期が1ヶ月と長い。1955年に飯田勝美が静岡県賀茂郡河津町田中で原木を偶然発見したことが由来である」

 この蔵の主銘柄は「松美酉」(まつみどり)。その由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「文政8年創業の中澤酒造は、小田原藩の御用商人として小田原城にお酒を届けていました。そのお酒には、名前が付いておらず、藩主より松田周辺の景勝にちなんで酒名『松美酉』を賜りました」

酒蛙