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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2958】早春 純米吟醸 無濾過 一回瓶火入れ(そうしゅん)【三重】

2017.7.2 21:16
三重県三重郡菰野町 早川酒造
三重県三重郡菰野町 早川酒造

【P居酒屋にて 全10回の⑤】

 前の年と同じく、四国の酒豪Eと“さし”で飲むことになった。場所は、前年同様、わたくしのホームグラウンドのP居酒屋で。ちょうど1年ぶりだが、インターバルがそんなに空いているようにはおもえない。1カ月ぶりくらいのお手合わせという印象だ。

 わたくしにとっての千葉県初蔵酒4種類「惣兵衛 吟醸 辛口」「秀楽 純米吟醸」「金紋 篠緑 純米」「吉壽 吟醸」を飲んだあと、店長が5番目に持ってきたのは「早春 純米吟醸 無濾過 一回瓶火入れ」だった。

 P居酒屋の店長は早川酒造を応援しており、「早春」と「田光」をよく出してくれる。いずれもしっかりとした味わいの酒で、わたくしは好感を持っている。「早春」は主に地元、「田光」は大都市圏を想定し、出荷している。「早春」はこれまで3種類を当連載で紹介しているが、うち2種類は、このP居酒屋で飲んでいる。さて、この酒はどうか。

 酒蛙「吟醸香が華やか。甘みと旨みが来て、次に辛みが来る。余韻も辛み。キレが良く、キレキレなので、すっきりした飲み口に感じる」

 E 「最初、甘いかな、とおもったけど、辛いね」

 酒蛙「辛くてキレが良い。酸が、奥にわずかにある。個人的には、もうすこし酸が欲しいかな」

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合 麹米50% 掛米55%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 裏ラベルには、この蔵の酒造コンセプトを、以下のように説明している。

「鈴鹿山脈釈迦ケ岳の山おろしと伏流水の恵みを受け、全量純米醸造総槽搾りの酒造りをしています。それぞれのお米の特徴を引き出しお酒全体のバランスを大切に心からの蔵元の想いをお届けします」

酒蛙

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