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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2979】瀧自慢 純米吟醸 備前雄町(たきじまん)【三重】

2017.7.25 0:46
三重県名張市 瀧自慢酒造
三重県名張市 瀧自慢酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の⑤】

 日本酒研究会月例会は、Tが仕事で欠席し6人で開かれた。場所はいつものM居酒屋。メンバーのBとFMは異動が決まっており、研究会参加は今回が最後となる。

「藤乃井 純米大吟醸」「冨國論 大吟醸」「蔵粋 交響曲 大吟醸純米」「凌駕 吟醸 弾ける夏」に続いて、店主が5番目に持ってきたのは「瀧自慢 純米吟醸 備前雄町」だった。

「瀧自慢」はよく飲んでいる印象がある。調べてみたら、これまで9種類を当連載で紹介している。さらに調べてみたら、9種類のうちM居酒屋で4種類、Z居酒屋で4種類を飲んでいた。ともにわたくし行きつけの居酒屋。つまり両店の店主が「瀧自慢」が好きだから、必然的にわたくしも飲む機会が多い、ということだ。

 さて、今回のお酒は「瀧自慢 純米吟醸 雄町生原酒」(当連載【768】)の火入れバージョンだ。さて、いただいてみる。

 酒蛙「大人しい、ふくよかで、落ち着いた酒質だ」

 FM「けっこう好きです。酸が立ち、コメの旨みも出ている。素敵なお酒です」

 酒蛙「香りがほのか、メロンっぽい」

 F 「果実香ですね」

 酒蛙「甘みと旨みと酸がバランスよく出ており、中盤から辛みが出てくる」

 F 「後口が辛いっすね。これは旨い」

 FM「特長がすごくあるお酒です。酸があり、コメの甘みと旨みがある」

 酒蛙「うん、この甘みは、使用米の『雄町』の特長だ。特長をよく引き出しているね」

 F 「味がはっきりしている。好きだなあ」

 酒蛙「やさしくて、やわらか、ふくらみのあるタッチ。甘みを伴う旨みがよく出ている。落ち着き感がある」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「『幻の酒米』といわれる雄町米を50%まで精米した純米吟醸です。数ある酒米の中でも独特の個性を放つ雄町米。名脇役的な日本酒とは一線を画す『雄町』としての個性を、瀧自慢の造りにより充分に表現しました」

 また、蔵のホームページはこの酒を「口中にまったりと広がる雄町米の旨みをお楽しみ下さい」と紹介している。

 裏ラベルの表示は「使用米 備前雄町(岡山県産)100%、精米歩合50%」。

 酒名「瀧自慢」は、滝に由来する。これについて、蔵のホームページは以下のように説明している。

「赤目四十八滝は、 伊賀と大和の国境を流れる滝川上流の渓谷にかかる無数の滝群です。『日本の滝百選、森百選』や『平成の名水百選』にも選ばれています。入口から最後の岩窟岩までおよそ1時間30分。うっそうとした深山を、たくさんの滝をたどりながら登っていきます。春は山桜、夏は青緑、秋は紅葉と、滝の表情が四季の彩りで変化するさまは、訪れる行楽客を魅了します。瀧自慢のお酒は、この赤目四十八滝と同じ水源の軟水をもとに

つくられています」

酒蛙

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