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日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3043】GOZENSHU 9NINE blue bottle 純米生酒(ごぜんしゅ ないん)【岡山】 

2017.8.27 21:27
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岡山県真庭市 辻本店
岡山県真庭市 辻本店

【B蕎麦屋にて 全4回の②】

 当地から約100km離れた街の手打ち蕎麦屋さんの店主と友達関係にある。せんだって、店主は当地に遊びに来て、7時間ほど2人で清酒を飲み続けた。今度はわたくしが蕎麦屋さんに出向いた。山仲間と一緒の、5人の飲み会だ。この店は蕎麦屋さんだが、酒の品揃いがけっこう良い。

 その中からまず「白瀑 純米 ど辛」を選び、次にいただいたのは「GOZENSHU 9NINE blue bottle 純米生酒」だった。以前、ブラックボトルの「御前酒 菩提酛純米 9」(当連載【480】)を飲んだことがあるが、今回のものはブルーボトルだ。さて、いただいてみる。

 最初は、甘みと酸味を感じ、ふくよかで、さっぱりすっきりした酒質かな、とおもったが、飲んでいたら、じわじわ酸が前に出てきた。厚みもけっこう出てきて、しっかりとした味わいに。余韻は苦み。さわやか感を併せ持つ、やや濃醇なタッチとなった。

「GOZENSHU」とは「御前酒」のことで、「御前酒」はこの蔵の主銘柄。蔵のホームページは酒名の由来について、「文化元年(1804年)、現在地に酒造業を創業。当時は美作勝山藩御用達の献上酒として『御膳酒』の銘(現在の銘柄の由来)を受け、一般には『萬悦』の銘柄で親しまれていた」と説明している。

 瓶の裏ラベルは「GOZENSHU9(NINE)とは」と題し、「GOZENSHUシリーズ」のコンセプトを以下のように説明している。

「文化元年(1804年)の創業当時より地元の米・水・技で醸すことが造り酒屋の原点と考え、綿々と酒を醸して参りました。使用米は全て岡山県産にこだわり、備中流派の技を継承する女性杜氏・辻麻衣子を中心に旨味があってキレがある酒質をテーマに酒を醸しています。一級河川『旭川』の地下伏流水を仕込水に使用し、軟水の水質がまろやかな味わいを作り上げます。GOZENSHU9(NINE)は辻麻衣子が杜氏に就任した際に、新たな酒を醸そうと9人の蔵人によって産み出されたお酒です。天然の乳酸菌を用いて醸す古代製法『菩提酛』を復活させ、岡山が誇る希少な酒米『雄町』の豊かな旨味と爽やかな酸味を合わせもつ“古いけれど新しい味わい”の純米酒です。和食のみならず、洋食にも良く合います」

 酒名にある「9」は、蔵人の数だったのだ。

「GOZENSHUシリーズ」は、ボトルの色がレギュラー(グリーン)、ホワイト、ブルー、ブラックの4種類ある。このうち、今回のブルーボトルについて、瓶の裏ラベルは以下のように紹介している。

「ブルーボトルは冬にしぼったお酒を加水調整し、ボトリング。そのまま低温でゆっくりと熟成させました。フレッシュさとまろやかな味わいが特徴。冷酒で飲んで美味しい純米生酒です。トマトのマリネやシェーブルチーズ等と相性◎。氷を浮かべてロックもおすすめです」

 また、蔵のホームページは、この酒を以下のように紹介している。

「しぼりたてのお酒を生のまますぐにビン詰めし、冷蔵保存&熟成させたとてもデリケートなお酒です。味わいは、雄町米由来の濃醇なうまみを爽やかに楽しめる、夏にぴったりなスムース&フルーティ。よく冷やしてそのまま、またはロックでどうぞ。

【日本最古の製法『菩提もと』づくりを採用】

さまざまな清酒製法の起源といわれるのが『菩提もと』づくりです。その特徴は、米を入れた水に天然の乳酸菌を発生させてつくる『そやし水』。この水を『もと』づくりのはじめに加えることで、雑菌を抑えながらアルコール発酵を促せるため、夏場でも安全・キレイなお酒が造れます。『9(NINE)』は、全国的に珍しい製法で清酒のルーツに挑み、かつてない洗練と革新を続けます。

 瓶の裏ラベルの表示は「原料米 雄町米100%使用、精米歩合65%」。

酒蛙

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