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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3603】福祝 純米 カップ酒(ふくいわい)【千葉県】

2018.10.21 23:06
千葉県君津市 藤平酒造
千葉県君津市 藤平酒造

【父の日プレゼント 全8回の⑧完】

 父の日プレゼントとして、二男からカップ酒の詰め合わせが贈られてきた。味ノマチダヤがプロデュースしたカップ酒だ。ここ数年の恒例で、わたくしは非常に楽しみにしている。むろん、酒の種類が重複することはない。二男はぬかりなく、過去に贈ったものをチェックしているようだ。よってわたくしは毎年、違うカップを楽しんでいる。

 毎日、1個ずつ晩酌で飲み、「磐城壽 純米 海の男酒カップ」「来福 純米カップ 純米吟醸 好適米愛山使用」「早瀬浦 純米 稲穂カップ」「石鎚 吟醸 夏吟 槽搾り」「南 純米吟醸」「南 特別純米」に次いで最後8番目にいただいたのは「福祝 カップ酒」だった。

「福祝」は、けっこう多くの種類を飲んでいるとおもったが、調べてみたら、当連載で取り上げていたのは「福祝 斗瓶取り 雫酒 無濾過 超辛口 純米 60%磨き 生酒」(当連載【1221】)だけだった。

 さて、今回の酒をいただいてみる。まずは冷酒で。ふくよか、やわらかなタッチ。旨みがけっこう出ている。酸も旨みと同程度に出ており、旨酸っぱい味わい。厚からず薄からずだが、やや濃醇寄り。さまざまな味が出ており、味幅がある。余韻は酸とわずかな辛み。昭和レトロ熟成感的クラシカル香味が、わずかに鼻に抜ける。派手さはないが、落ち着き感がある。

 次に、ぬる燗(40℃)にしていただいてみる。全体的にかなり味が強くなる。とくに、辛みがやおら強く出て来る印象。味の主体は辛みで、余韻も辛み。

 ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合 麹米60% 掛米70%、アルコール分15度、製造年月30.4」にとどまり、特定名称の表示が無い。しかし、この酒を売っている味ノマチダヤ(東京都中野区)のサイトでは「純米」と明示している。

 同サイトはこの酒を「名水の里 久留里にて藤平兄弟が仕込んでいます。 ややボディのあるしっかりとした飲み口」と紹介している。

 酒名「福祝」の由来について、コトバンクは「酒名は、慶事に清酒が愛飲されてきたことから、七福神の『福』をとり、めでたさが重なるという意味を込めて命名」と説明している。

酒蛙

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