メニュー 閉じる

47NEWS

文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3054】田光 純米吟醸 赤磐雄町 無濾過瓶火入れ(たびか)【三重】

2017.9.7 22:38
Share on Google+ このエントリーをはてなブックマークに追加
三重県三重郡菰野町 早川酒造
三重県三重郡菰野町 早川酒造

【B居酒屋にて 全4回の④完】

 山仲間6人で、B居酒屋で飲んだ。目的は2つ。まず、飲むこと。そして、精密採点カラオケを競うこと。その会場はB居酒屋とNスナックと決まっている。なにしろこの両店は、歩いて1分の距離。

「豊明 夏 純米吟醸 紫陽花 生酒」「出雲富士 特別純米 本生原酒 夏雲」「まんさくの花 吟醸原酒 かち割り氷で美味しい」と飲み進め、最後4番目にいただいたのは「田光 純米吟醸 赤磐雄町 無濾過瓶火入れ」だった。

 なじみのP居酒屋もB居酒屋も早川酒造の酒をよく置いている。とくにP居酒屋の店長は、かなり早川酒造に入れ込んでおり、交流も深い。ということでわたくしが同酒造の酒を飲む機会が多く、当連載でこれまで「田光」を8種類、「早春」を4種類の計12種類を取り上げている。

 肩ラベルの「赤磐雄町 全量使用」に惹かれる。酒造好適米「雄町」(おまち)は、江戸時代末期に品種が固定され、今なお現役の超長寿酒造好適米。その酒は、甘みと力強さが特長だとわたくしはおもっているが、蔵によって出来不出来が大きく、つくりの難しい品種であることをうかがわせている。「山田錦」より明らかに、蔵による酒質の違いが大きい。岡山県が「雄町」の発祥の地で、中でも今回の赤磐地区で生産されたものが、最高品質と言われている。なお、「雄町」は「山田錦」の先祖筋に当たる。さて、今回のお酒はどうか。

 含み香はフルーティーで、甘旨酸っぱい味わい。中でも甘みが立つ。飴的な甘みだ。この甘みが旨みを伴う。酸もよく出ている。濃醇、ふくよかで、かなり力強いお酒だった。

 瓶の裏ラベルの表示は「赤磐雄町(岡山県産)100%、精米歩合50%」。純米大吟醸級のスペックだ。

 また、裏ラベルには、この蔵の酒造コンセプトが以下のように書かれている。

「鈴鹿山脈釈迦ケ岳の山おろしと伏流水の恵みを受け、全量純米醸造総槽搾りの酒造りをしています。それぞれのお米の特徴を引き出しお酒全体のバランスを大切に心からの蔵元の想いをお届けします」

 このあとわたくしたちはNスナックに移動、精密採点カラオケバトルに熱くなった。

酒蛙

関連記事一覧