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日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3080】水の都 柳都 吟醸(りゅうと)【新潟】 

2017.10.6 13:12
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新潟県新潟市 高野酒造
新潟県新潟市 高野酒造

【デパートで購入 全3回の②】

 デパートで「新潟の酒フェア」を開いているというので、出掛けてみた。新潟県は、蔵数が一番多い県。日本全蔵の酒を飲んでみることを目標にしているわたくしとしては、初めての蔵の酒をゲットするチャンスだ。

 期待して出掛けてみたところ、55蔵の酒が並んでいた。新潟県全蔵のおよそ6割に相当する数だ。その中から、わたくしにとっての初蔵酒が3種類あったので、さっそく購入。自宅に帰り、すぐに室温のままの「越後府 特別純米」を飲んでみた。そして数日後、冷やした「水の都 柳都 吟醸」をいただいてみる。

 やや華やかな上立ち香。含むと、甘みが非常に立つ。これが第一印象。甘みが旨みを伴う。やわらかく、ふくよか。とろみあり、厚みたっぷり。昭和レトロ的熟成感的香味が、かなり強くある。中盤から余韻にかけては辛みがすこし。酸はほとんど感じられない。酸味酒が嫌いな人にはストライクど真ん中のお酒だ。

 蔵のホームページはこの酒を「新潟でしか出逢えない味わい。新潟県限定販売の吟醸酒、すっきりとしたキレのある味わいです」と紹介している。「すっきりした味わい」とのことだが、わたくしには真逆の「厚みのある酒質」に感じた。人の味覚は、100人いると100人が違うものだから、真逆であるがなんともいえない。わたくしが、そう感じた、ということだ。

 瓶のラベルの表示は「精米歩合60%、原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 この蔵の主銘柄は「越路吹雪」。その由来はコトバンクによると「酒名は、日本海からの強い風に粉雪が地吹雪となる様子に由来」とあるが、あのシャンソンの大歌手・越路吹雪とまったく同じ文字であることにびっくり、だ。

 瓶の裏ラベルは、「水の都 柳都」の由来について、以下のように説明している。

「1655年(明暦元年)新潟町民は東堀、西堀とこれを結ぶ四条の堀に信濃川の水を通し新都市計画を実施した。1843年(天保14年)には新潟美化のため長崎経由の船で中国の西湖の柳を取り寄せ、堀の西側に植えた。いつしか県都新潟は柳都と呼ばれるようになった」

酒蛙

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