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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3598】早瀬浦 純米 稲穂カップ(はやせうら)【福井県】

2018.10.20 17:20
福井県三方郡美浜町 三宅彦右衛門酒造
福井県三方郡美浜町 三宅彦右衛門酒造

【父の日プレゼント 全8回の③】

 父の日プレゼントとして、二男からカップ酒の詰め合わせが贈られてきた。味ノマチダヤがプロデュースしたカップ酒だ。ここ数年の恒例で、わたくしは非常に楽しみにしている。むろん、酒の種類が重複することはない。二男はぬかりなく、過去に贈ったものをチェックしているようだ。よってわたくしは毎年、違うカップを楽しんでいる。

 毎日、1個ずつ晩酌で飲み、「磐城壽 純米 海の男酒カップ」「来福 純米カップ 純米吟醸 好適米愛山使用」に次いで3番目にいただいたのは「早瀬浦 純米 稲穂カップ」だった。

「早瀬浦」は8年前、「早瀬浦 純米」(当連載【90】)を当連載で取り上げたことがある。もしかして、今回の酒と中身が同じなのかもしれない。

 さて、まずは冷酒でいただいてみる。さっぱり、すっきり、軽快。甘みと旨みがやや少なく、適度に出ている酸が全体を調えている。飲んでいると、苦みと辛みが次第に強くなっていく。ドライ感がややある。余韻は苦みと辛み。ひとことで言うならば、淡麗辛口酒。

 次に、ぬる燗(40℃)でいただいてみる。強い辛みが前に出てくる。ドライ感はまったく無くなり、舌を刺すような強い辛みになる。酸も冷酒のときより出てくる。酸がいい感じだ。旨みは依然として、やや少ない。

 カップのふたに「三方五湖と日本海に囲まれて酒蔵は建っています。この雰囲気、空気をカップに一緒に詰めます」と蔵の環境を説明。また、ふたの表示は「原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合55%、アルコール分15度、製造年月30.5」。使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 この酒を売っている味ノマチダヤのサイトは、この酒を「『名刀』の様な切れある味わい!『早瀬浦』はまずこの酒から!」と紹介している。

 酒名「早瀬浦」の由来について、コトバンクは「酒名は蔵がある地名に由来」と説明している。地図を見ると、蔵の所在地の一帯は「早瀬」との表記がある。蔵の所在地名は「蔵の住所は福井県三方郡美浜町早瀬21-7」である。

酒蛙

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