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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3590】羽根屋 夏の純米吟醸 生酒(はねや)【富山県】

2018.10.16 22:29
富山県富山市 富美菊酒造
富山県富山市 富美菊酒造

【TU会例会 全6回の②】

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。店主がトップバッター「美丈夫 特別純米 夏酒」に続いて持ってきたのは「羽根屋 夏の純米吟醸 生酒」だった。

「羽根屋」はけっこう飲む機会が多く、これまで当連載で6種類を取り上げている。香りが立つ、やわらか、ふくよかな酒という漠然としたイメージを持ている。今回の酒はどうか。「羽根屋」の夏酒だ。

 酒蛙「さわやか、さっぱりした飲み口だ。やわらかさもある」
 W 「甘みを感じる」
 酒蛙「たしかに。吟醸香がやや華やかで、フルーティー。酸味がある」
 TU「甘い。酸味がある。コメの香りが強い」
 S 「靄のようなミステリアスな雰囲気」
 K 「後味に甘みが残る。余韻が長い」
 酒蛙「旨みはややすくなく、それがさっぱりした飲み口につながっている。余韻は苦み」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「夏のマリンブルーの海に抱かれたような透明感、寄せて広がる優しい余韻。爽やかな夏の海風のように涼やかな羽根屋 夏の特別限定酒」

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール分15度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合60%、製造年月2018.6」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 また、裏ラベルには、以下の口上が掲載されている。

「羽根屋蔵元四代目、杜氏 羽根敬喜。魂を込めて醸す一滴一滴に想いを込め、全てを賭ける。本当に旨い日本酒のために出来ることの全てを」

 瓶の表ラベルに「情熱の焔、想いを込めた一滴」と書かれている。夏酒のキャッチコピーにしては暑過ぎ(苦笑)。

 この蔵の主銘柄は「富美菊」。そして「羽根屋」は新しい銘柄。両銘柄の使い分けについて、蔵のホームページは以下のように説明している。

【富美菊】富山の美味しいお酒となるべく願いを込めて命名されたこのブランドは、長い間、富山の人々に愛されてきました。その技を継承し、伝統の味を守り続ける。昔ながらの造りは、譲ることの出来ないこだわりです。昔も今も変わらぬ味を、これまでも、そしてこれからも…。

【羽根屋】「羽根屋」は古くからの当蔵の屋号。翼の飛翔するが如く、呑む人の心が浮き立つような日本酒として存在したいという願いを込めています。基本的に特定名称酒クラスのみの品揃えで、ごく一部の特約店さまにのみ流通している限定流通品です。日本酒の限りない可能性を模索し、挑戦し続ける…その名の響きのように、軽やかに柔らかく、優しい酒。至高の酒質を目指す絶え間ない革新。それが「羽根屋」のポリシーです。

酒蛙

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