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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3580】セトイチ いざ 純米吟醸 生貯蔵酒【神奈川県】

2018.10.7 17:54
神奈川県足柄上郡開成町 瀬戸酒造店
神奈川県足柄上郡開成町 瀬戸酒造店

【日本酒研究会月例会 全6回の①】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。今回は、5人による月例会となった。Yは異動で2年ぶりに舞い戻ったため、当研究会に2年ぶりの復帰だ。

 店主が最初に持ってきたのは、わたくしにとっての初蔵酒「セトイチ いざ 純米吟醸 生貯蔵酒」だった。わたくしは無謀にも、全国の全現役蔵の酒を飲むことを目指しており、これに店主が賛同。月例会のたびに、わたくしにとっての初蔵酒を探し出してくれている。ありがたい。感謝感激だ。さて、いただいてみる。

 酒蛙「美味しい!」
 H 「いい」
 SI「いい。いい!」
 酒蛙「甘旨酸っぱい。吟醸香がほのか」
 SA「食前酒みたい。酸味がある」
 Y 「甘みもある」
 SI「甘いけど酸味があり、すっきりとした飲み口」
 SA「気持ちが静かになり・・・」
 みんな「なに、それ。すごいコメントだ」
 SA「だって、瓶の裏ラベルにそう書いているんだもん」
 みんな「・・・」
 Y 「ラベル絵が沢庵みたいだ」
 酒蛙「非常にジューシー。そしてクリア感のある酒質。余韻は軽い苦み。落ち着き感がある。実にいい!」
 H 「これはいいなあ♪」

 全員に大好評のお酒だった。

 瓶の裏ラベルは、この酒を「気持ちが静かに晴れていくような、穏やかな華やぎと綺麗さの純米吟醸酒です」と紹介している。

 また、蔵のホームページは「杜氏よりお客様へ」と題し、この酒について、以下のメッセージを流している。

「果実が熟れて行くときの人を惹きつける香と、口の中でいつまでも転がしていたくなる玉のような味わいを目指しました。はっきりしているのに押し付けがましくない大人な酒です。封切直後から、翌日翌週末と好ましく香味の変化して行く様をお楽しみいただけると思います。冷蔵庫の中に居場所を確保願えればと思います。これで瀬戸酒造店再始動の三部作が出揃いました。ラベルもお酒の中味もそれぞれ全然違うように見えて、並べると不思議な統一感があって幸福な気持ちになります。関わってくださった全ての皆様と、お飲みいただいた皆様方に感謝申し上げます」

 裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、アルコール分16度、精米歩合 麹米55%(山田錦100%)掛米55%(山田錦100%)、使用酵母 協会1801・協会1401、製造年月 2018.05、Lot No.0780/1590」。ロット番号を記しているなんてすごい!

 また、蔵のホームページが記している。上記以外のスペックは「日本酒度±0、酸度1.3、アミノ酸度0.9」。

 ネット情報によると、この蔵は2018年、なんと38年ぶりに造りを再開した復活蔵なんだそうだ。

 神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報誌「タウンニュース」のサイトは2018年6月9日付で、以下の記事を流している。

「慶応元年(1865年)創業で1980年に醸造を中断していた開成町の瀬戸酒造店がこのほど自家醸造を再開し、6月9日(土)から始まる開成町『あじさいまつり』に合わせ代表銘柄『酒田錦』を含む三銘柄の新酒を発売した。6月16日(土)と17日(日)には醸造所で新酒を楽しむ会を開催する。
 普通酒の酒田錦は約4千本、純米吟醸酒『セトイチいざ』と『あしがり郷月の歌』はそれぞれ約2千本と数に限りがある。店頭とネットで販売中」

 また、この蔵はツイッターもやっており、ツイッターでの自己紹介は以下の通り。

「瀬戸酒造店は、慶応元年(1865年)創業。神奈川県開成町の酒蔵です。 1980年に自家醸造を中断していましたが、2018年から醸造を再開しました。 開成町ならではの日本酒と発酵の魅力を探求し、提案・発信することで、開成町の地域のチカラを高めるお手伝いをしたいと考えています」

酒蛙

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