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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3570】大雪渓 純米(だいせっけい)【長野県】

2018.9.30 20:56
長野県北安曇郡池田町 大雪渓酒造
長野県北安曇郡池田町 大雪渓酒造

【K蕎麦屋にて 全13回の④】

 久しぶりに酒友オタマジャクシ&ウッチー&美女軍団との飲み会を開いた。わたくしを含め8人のフルメンバー。いつも飲み会場にしているP居酒屋が店を閉めたため、オタマジャクシなじみのK蕎麦屋で飲んだ。K蕎麦屋はキャパは小さいが、酒のラインナップをすべて長野県酒で固めるという、超こだわり店。壁一面に貼られた酒名札を見ても、酒質のひとこと説明をすべての札に丁寧に書き記しており、店主の真摯さが伝わってくる。これを見ただけでも、蕎麦屋さんだが、並みの居酒屋よりはるかに高レベルの店であることが分かる。

「つきよしの 特別純米 無濾過生原酒」「信濃錦 天墜 特別純米生原酒 美山錦」「信濃錦 一瓢 生酒 特別純米大辛口」と飲み進め、4番目にいただいたのは「大雪渓 純米」だった。

「大雪渓」は今回の酒を含め、当連載で3種類を取り上げている。淡麗辛口酒の印象が強くある。今回のお酒は、オタマジャクシが「俺、これ飲みたい」とリクエストしたものだった。さて、いただいてみる。

 美女Fさん「すっきりしたお酒だ」
 美女MOさん「本当だあ」
 美女Oさん「するする飲める」
 ウッチー「美味しい」
 酒蛙「香りほのか。絵に描いたような淡麗辛口酒。すっきり、さっぱりした飲み口。適度な旨味、そして酸が立っているので、まったく飲み飽きしない。毎日の家飲み晩酌酒や宴会酒に適している」

 瓶のラベルの表示は「原材料名 米(長野県産)米こうじ(長野県産米)、精米歩合59%、アルコール分15度」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念。

 酒名および蔵名「大雪渓」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「創業は明治31年(西暦1898年)
北アルプスの銀嶺の下、豊富な湧き水と広大な安曇野の穀倉地帯で古くは『桔梗正宗』(ききょうまさむね)、『晴光桜』(せいこうざくら)の銘柄で親しまれてまいりました。(中略)戦後(昭和24年)、『大雪渓』と改めて銘名。(中略)
『大雪渓』という銘柄は、日本の三大大雪渓の一つが白馬岳にあることから、その絶景に因んでつけられました。当蔵の定番商品『上撰』『蔵出し』にはその雄大な大自然の航空写真を使用しております。また書体は当蔵にゆかりのあるアララギ派歌人『岡麓』(おか・ふもと)氏によるものです。岡麓氏は正岡子規の弟子であり、当社の先代の社長である薄井計雄の師匠でもありました。『大雪渓』の書体は岡氏が終焉の地である薄井家で筆を執ったものです」

酒蛙

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