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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3568】信濃錦 天墜 特別純米生原酒 美山錦(しなのにしき てんおつ)【長野県】

2018.9.28 21:57
長野県伊那市 宮島酒店
長野県伊那市 宮島酒店

【K蕎麦屋にて 全13回の②】

 久しぶりに酒友オタマジャクシ&ウッチー&美女軍団との飲み会を開いた。わたくしを含め8人のフルメンバー。いつも飲み会場にしているP居酒屋が店を閉めたため、オタマジャクシなじみのK蕎麦屋で飲んだ。K蕎麦屋はキャパは小さいが、酒のラインナップをすべて長野県酒で固めるという、超こだわり店。壁一面に貼られた酒名札を見ても、酒質のひとこと説明をすべての札に丁寧に書き記しており、店主の真摯さが伝わってくる。これを見ただけでも、蕎麦屋さんだが、並みの居酒屋よりはるかに高レベルの店であることが分かる。

 オタマジャクシたちは、にごり酒5種類の飲み比べに興じていたが、メモ取りが不可能なことと、味覚が乱れる恐れを感じたため、わたくしはこれには加わらず、「つきよしの 特別純米 無濾過生原酒」から飲み始める。2番目は「信濃錦 天墜 特別純米生原酒 美山錦」だった。宮島酒店のお酒は、だいぶ前「斬九郎 特別純米 芳醇 辛口 生酒」(当連載【441】)と「垂涎 純米大辛口 生原酒」(当連載【675】)を飲んだことがある。今回の酒はどうか。いただいてみる。

 美女Fさん「とろんとしている。辛い」
 美女Oさん「後味が辛い」
 オタマジャクシ「最初甘く、最後に辛み」
 美女MOさん「まず、華やか甘いような感じがする。甘やかな香り」
 酒蛙「甘・旨・辛が出ているお酒。アタックは甘旨みで、中盤から余韻まで辛み」
 美女MOさん「とろみがある」
 酒蛙「非常にしっかりとした味わい。骨太で力強さがある。これ、美味しい」

 瓶のラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「『天墜』とは天より賜った美酒を意味します。純米酒のコクを活かした大辛口に仕上げました。アミノ酸をベースとした豊かで柔らかな旨味と、リンゴ酸を主体とする爽やかな酸、そして潔いまでのキレ味を、季節のお料理に合わせ、キリリと冷やしてお楽しみ下さい」
「信濃錦では顔の見える原料米にこだわり、水清く日当たりの良い田圃にて、農薬の使用を限定した美山錦を栽培戴いております。この酒は瓶詰後も最適の冷蔵管理によって熟成を図り出荷しておりますため、法定の製造年月(瓶詰年月)のほかに蔵元よりの出荷年月を記載いたしております」

 また、蔵のホームページはこの酒を「ガツンとくる旨味と潔いばかりのキレ味の男酒」と紹介している。

 ラベルの表示は「原材料名 米(長野県産)米麹(長野県産米)、長野県上伊那産 美山錦全量使用、精米歩合61%、アルコール分19度、(壜詰年月)製造年月30.01、蔵元出荷年月30.4」。蔵のホームページの表示は「日本酒度+12、酸度2.0、アルコール分19.5%、低農薬栽培米使用 精米歩合61%」。

 酒名「信濃錦」の由来について、コトバンクは、「酒名は、『信濃の国の栄えある酒』の意」と説明している。

酒蛙

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