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日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3553】悦凱陣 純米吟醸 ブルーボトル 無ろ過生(よろこびがいじん)【香川県】

2018.9.15 9:56
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香川県仲多度郡琴平町 丸尾本店
香川県仲多度郡琴平町 丸尾本店

【K居酒屋にて 全13回の⑤】

 酒友の唎酒師Nさん・Dさんと半年ぶりの飲み会。いつもは、TT居酒屋で飲み会を開いてきたが、TT居酒屋が店を閉めたため、Nさん推薦のK居酒屋で開いた。酒を1合単位では出さない店で、激しいカルチャーショックを受けた。長い居酒屋人生で初めてのこと。フロアには、知識豊富な20歳代女性の日本酒ナビゲーターがいて、あれこれ教えてくれる。お酒はすべて彼女に任せて飲むことにする。

「神蔵 七曜 純米大吟醸 無濾過生原酒」「月山 芳醇辛口 純米 無濾過生原酒 おりがらみ」「木内 純米吟醸 生酛造り 生原酒 しぼりたて」「瀧自慢 純米吟醸 雄町 本生」に続いて彼女が持ってきたのは「悦凱陣 純米吟醸 ブルーボトル 無ろ過生」だった。

「悦凱陣」は飲む機会が多い酒で、今回の酒を含めこれまで13種類を当連載で取り上げている。ガッツリどっしり重厚な濃醇酸味酒というイメージを持っている。今回のお酒はどうか。

 酒蛙「わっ、さわやか。『悦凱陣』も夏酒を出すようになったのか! 夏酒のウエーブはすごいな」
 N 「夏酒ですねぇ~。酸っぱい」
 D 「酸があります」
 N 「夏の爽やかさ」
 酒蛙「悦凱陣らしくない、さっぱり、すっきりした酒質だが、個性的な香味の“悦凱陣DNA”がしっかりある。酸がいい。酸が出ている淡麗辛口酒」
 D 「きょうこれまで飲んだお酒の中で、一番おとなしい」
 酒蛙「さっぱり、すっきり、軽快。飲み飽きしないお酒。余韻は軽い苦み。それにしても、『悦凱陣』が夏酒を出すとはびっくりだ。時代は変わっていくんだね」

 瓶の裏ラベルは、酒造の概要を以下のように説明している。

「凱陣は、四国は讃岐の国こんぴらさんの東に在る蔵の手造り清酒です。当所は幕末時代天領で桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある蔵で、選び抜かれた国内の新米と讃岐の偉人空海ゆかりの満濃水系の伏流水を使い丹精込めて醸し上げた純米造りのお酒でございます」

 瓶のラベルの表示は「平成29酒造年度仕込第32~33号、原料米 山田錦100%(徳島県産)、原材料 米(徳島県産)米麹(徳島県産米)、精米歩合60%、アルコール分15.0以上16.0未満、仕込総米600kg、日本酒度+10、酸度1.8、アミノ酸度0.9、使用酵母 熊本9号、醪日数32日」。

「悦凱陣」の酒名の由来について、「『日本の名酒』自宅にいながら蔵元巡りの旅」というサイトは「"悦凱陣"の命名は、酒蔵のご子息が日露戦争に従軍し無事帰った事で、主人が喜んでこの勇ましい名前になったということです。酒名は日清・日露戦争の戦勝を祝ったことが由来との説もありました。現在は未確認ですので、正確な由来が分かりましたら掲載します」と説明している。

酒蛙

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