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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3547】中野中 E2 ちえびじん 純米(なかのなか)【大分県】

2018.9.12 1:00
大分県杵築市 中野酒造
大分県杵築市 中野酒造

【TU会例会 全9回の⑧】

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。今回はいつものM居酒屋ではなく、S居酒屋に場所を移した。S居酒屋は常時約200種類のお酒を抱えており、どんなリクエストにも答えられる。

「原田 純米吟醸50 西都の雫 無濾過生」「竹葉 純米吟醸 冷美酒」「誉池月 夏の純米吟醸 佐香錦50 1401号酵母 生詰め 瓶火入れ」「豊賀 純米 天女のしずく 中取り無ろ過生原酒」「にいだしぜんしゅ 生酛 純米吟醸」「竹葉 能登牛純米」「小左衛門 特別純米 信濃美山錦」に続いて、店の日本酒ナビゲーターが最後8番目に持ってきたのは「中野中 E2 ちえびじん 純米」だった。

「中野中 エピソードシリーズ」は、東京にある『かがた屋酒店』というところの企画で作られた日本酒。大分県の中野酒造と佐賀県の東鶴酒造に、同じスペックで造ってもらい、2本セットで販売、味を飲み比べてもらおうという趣向。中野酒造の蔵元さんは「中野」さん、東鶴酒造の蔵元さんは「野中」さん。ふたつ合わせて「中野中」というわけだ。

 共通しているスペックは①使用米 山田錦100%(同一米使用 ) ②精米歩合80% ③酵母協会1801 ④仕込数量600KG仕込み ⑤仕込日留日 2016年3月17日 ⑥無濾過 ⑦火入れ ⑧加水なし ⑨瓶貯蔵(貯蔵温度5度)-という9項目。

 以上の条件で中野酒造の「ちえびじん」は速醸で、「東鶴」は生酛で醸造した。以前、当連載で取り上げた「東鶴 中野中 純米吟醸 無濾過生原酒 EPISODE THREE アマカラの復習」(当連載【2216】)同じ条件で「東鶴」は辛口で、「ちえびじん」は甘口で造り分けた。今回は速醸酛と生酛の造り分けだ。

 今回、わたくしたちが飲んだのは、「ちえびじん」の速醸酛で造った純米酒。ではいただいてみる。

 酒蛙「やわらか、すっきりとした飲み口だ」
 KW「ごく普通の味わいだ」
 ヨネちゃん「飲みやすい」
 酒蛙「旨みは適度。酸味も適度に出ている」
 TU「さらっとしている。甘酸辛ですかね~」
 酒蛙「甘酸辛苦か旨酸辛苦かどっちか。吟醸香はほのか。軽快感がある」

 比較対象となるべく「東鶴」の生酛純米を飲まなかったのは、まったくもって不覚だったが、飲んでいたときは、そこまでおもいが至らなかった。

 瓶のラベルの表示は「原材料 米(国産)米麹(国産米)、原料米 山田錦100%、精米歩合80%、アルコール分16度、酒母 速醸酛、酵母 協会1801、仕込数量 600KG仕込、濾過 無濾過、状態 火入、加水 なし、貯蔵状態 瓶貯蔵、貯蔵温度5℃、仕込水 自社で使用する湧水/井戸水」。

酒蛙

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