メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3543】豊賀 純米 天女のしずく 中取り無ろ過生原酒(ほうか)【長野県】

2018.9.6 17:20
長野県上高井郡小布施町 高沢酒造
長野県上高井郡小布施町 高沢酒造

【TU会例会 全9回の④】

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。今回はいつものM居酒屋ではなく、S居酒屋に場所を移した。S居酒屋は常時約200種類のお酒を抱えており、どんなリクエストにも答えられる。

 「原田 純米吟醸50 西都の雫 無濾過生」「竹葉 純米吟醸 冷美酒」「誉池月 夏の純米吟醸 佐香錦50 1401号酵母 生詰め 瓶火入れ」に続いて、店の日本酒ナビゲーターが持ってきたのは「豊賀 純米 天女のしずく 中取り無ろ過生原酒」だった。

「豊賀」は、今回の酒を含め、当連載で3種類を取り上げている。今回の酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「ピリ感がくる。フレッシュでジューシー」
 TU「甘みがくる」
 酒蛙「濃醇。旨みと苦みが味の中心。余韻も苦み」
 TU「ああ美味しい」
 酒蛙「いかにも純米酒。幅のある、しっかりとした味わい」
 TU「シャンパンに近いピリ感。香りはあまりしない」
 酒蛙「そう。香りを抑えている」

 瓶の裏ラベルは、酒名に「天女のしずく」をつけた理由を以下のように説明している。

「地上に舞い降りた天女がお酒を造り、このお酒は病を癒し、村人を幸せにしたそうです。やがてこの天女は神様として祀られ豊宇賀能売命(とようかのめのみこと)となりました。皆さまが幸せになれる酒となるよう天女の名前をいただきました」

 裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)長野県産米、精米歩合70%、日本酒度+3、酸度1.8、アルコール分17%、使用酵母 長野C酵母」。使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「豊賀」の由来について、地酒「佐野屋」のサイトは、以下のように説明している。

「高沢酒造では、地元向けの本醸造、普通酒がメインの『米川(よねかわ)』と、全国市場を視野に入れた特定名称酒メインの『豊賀(とよか)』の2つがあり、豊賀は蔵元の娘である高沢賀代子さんが杜氏に就任した際に立ち上げた新しいブランドです。
名前の由来は、賀代子さんの『賀』の一文字と、日本神話に登場する天女『豊宇賀能売命(とようかのめ)』からいただいた、とのことです。
昔話で、羽衣をなくして天に帰れなくなったた天女の物語をご存知でしょうか。
日本神話『丹後国風土記』に、羽衣天女伝説として伝えられるこの物語の天女が『豊宇賀能売命(とようかのめ)』であり、現在伊勢神宮の外宮で『豊受大神(とようけのおおかみ)』として奉祀されている神様である、と伝えられています。
彼女は一杯飲むと万病が治るという酒を造ることができ、このお酒で多くの人を幸せにしたそうです。
お酒とつながりを持つ、この羽衣天女伝説が賀代子さんの目に留まり、自らの名前と酒造りへの想いを重ねて『豊賀』と命名しました」

酒蛙

関連記事 一覧へ