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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3516】山和 特別純米 中取り原酒 Rock(やまわ)【宮城県】

2018.8.10 21:06
宮城県加美郡加美町 山和酒造店
宮城県加美郡加美町 山和酒造店

【Mうなぎ屋にて 全5回の②】

 飲み仲間5人で、プロ野球デーゲームを観戦することになった。当然のことながら、前夜祭。つまり、試合にかこつけての飲み会だ。場所は、時々利用しているうなぎ屋さん。ここの女将さんの、酒のテイスティング能力は、半端ないって、だ。それに美人だし。だから暖簾をくぐる。

 女将さんが「いづみ橋 夏ヤゴ MOMO 13 純米 生酛」に続いて持ってきたのは「山和 特別純米 中取り原酒 Rock」だった。今回のお酒を含め、当連載で「山和」を4種類取り上げているが、種類数のすくなさにもかかわらず、しっかりした味わいの酒、という強い印象を持っている。今回のお酒はどうか。

 甘旨みと苦辛みと酸がともに強く、中でも苦辛みは中盤から余韻にかけて目立つ。全体的に、味が強くボリューム感もあり、力強い。飲みごたえのあるお酒だった。

 瓶の裏ラベルの表示は「使用米 蔵の華100%使用、精米歩合60%、アルコール分16度、日本酒度+3、酸度1.8、アミノ酸度1.2、おすすめの飲み方 冷や又はロック(氷一つで)」。

「蔵の華」は宮城県古川農業試験場が1987年、母「東北140号」と父「『山田錦』と『東北140号』の子」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定、2000年に品種登録された酒造好適米だ。稲は倒伏しづらく、病気に強く、穏やかな香りとすっきりした味わいの酒ができるのが特徴という。

 山和酒造店は創業以来、「わしが國」を主銘柄に掲げてきた。この酒名は、仙台藩の名物を歌った「わしが國さ」が由来。7代目が蔵に戻ってからは、新たに「山和」というブランドを立ち上げた。地元では「わしが國」が中心だが、宮城県外では「山和」の方が知られているかもしれない。

酒蛙

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