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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3492】桃川 ワイン酵母仕込み 大吟醸純米(ももかわ)【青森県】

2018.7.26 17:01
青森県上北郡おいらせ町 桃川
青森県上北郡おいらせ町 桃川

【TU会例会 全5回の④】

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。「甲斐男山 純米 仲」「太冠 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒」「甲斐の開運 純生 無濾過生酒 ひやおろし」という、わたくしにとっての初蔵酒を3連発で飲んだあと、店主が4番目に持ってきたのは「桃川 ワイン酵母仕込み 大吟醸純米」だった。

 近年、白麹(焼酎用)仕込み、黒麹(泡盛用)仕込み、ワイン酵母仕込みなど、変化球の清酒づくりが散見され、これもその一つ。飲み手の選択肢や愉しみが増えるので、このような試みはわたくし個人的には大賛成だ。さて、いただいてみる。

 酒蛙「甘旨酸っぱい。俺の好きな濃醇酸味酒だ。おいしい」
 KI「これは面白い」
 TU「アミノ酸の味がする。甘い。女子受けするお酒だ」
 酒蛙「アルコール分が強くないしね」(ラベル表示はアルコール分13度以上14度未満、とワイン並み)
 TU「女子受けする」
 酒蛙「実に旨い。ふくよかな酸が非常に立っている。酸は、甘みと旨みと一体となっている。ジューシーで、果物を飲んでいるイメージだ」

 アルコール分の数値設定や味わいなど、明らかに白ワインを意識したお酒だった。ワイン党に受け入れられるのかどうか。また、この蔵は清酒の輸出を意識しているので、この酒が海外のワインを常飲している人たちに受け入れられるか興味のあるところだ。これが海外で成功すれば、日本の清酒業界も大きく変わるのではないだろうか。

 瓶の裏ラベルは、この酒を「ワイン酵母仕込みの、さっぱりとした酸味と甘みのバランスが良い大吟醸純米酒です」「やや甘口・濃醇」と紹介している。

 また、蔵のホームページは、この酒の新商品ちらしを掲載している。それによると、「新感覚  白ワインのような豊かながらさっぱりとした酸味に、大吟醸酒のフルーティーな風味が溶け込んだ、甘みと酸味のバランスが良い大吟醸純米酒です」とPRしている。

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合50%、アルコール分13度以上14度未満」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名・蔵名の「桃川」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「桃川の発祥は江戸時代で、本格的に酒造を開始したのは、明治22年のこと。創業当時、百石川(奥入瀬川の地元での通称)の水を使用していたことから『百(もも)』を果物の『桃(もも)』に代えて『桃川(ももかわ)』と名付けられました」

酒蛙

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